【楽天好き】「優勝しかない」。チーム最年長、藤田一也の目標

【楽天好き】「優勝しかない」。チーム最年長、藤田一也の目標

  • J SPORTS
  • 更新日:2021/02/22

一軍キャンプでは石井監督が「若手に台頭してもらいたい」と叱咤激励。中継で見ているだけでも連日、活気がみなぎる様子が伝わってくる。では、その対極に位置する二軍キャンプのベテランはどう過ごしているのだろうか。

例えば、「ベテランは二軍で調整」と言われることもあるが、どんな調整をしているのか。昨年までキャンプ取材に行くたび、そのベテランこそエネルギーをみなぎらせて練習している姿を、何度も目撃してきた。

コロナ禍での昨季を経て、自主トレからキャンプまで、どんな準備をして、また何を思っているのか。17年目の藤田一也が、こちらが準備した様々な質問に広報を通じて答えてくれたので、まとめてお伝えしたい。

「オフの休みは要らなかった」「とにかく休まず身体を動かしていた」と、オフからすでにエネルギッシュで期待を裏切らない様子。藤田は今季、チーム最年長で7月に39歳になる。

コロナ禍でイベントや球団行事が軒並みなくなったことで時間ができたことに加えて、「昨季はキャリアで最も出場機会が少なかったから」と理由を明かすなど、さすがの時間の使い方とスタミナで、不完全燃焼すら覗かせる。

昨季は、新型コロナウイルスの影響で開幕前の実戦も激減。藤田は「2週間の練習試合での調整は難しく、調整不足を感じた」と振り返りながらも、「今年は年齢的にもチャンスは少ないと思うので、練習から工夫してバッティング練習では、いつもより短い距離で投げてもらって打つなどしている。今まで以上に実戦を意識して練習から取り組んでいる」と創意工夫して備えているようだ。

キャンプ前の自主トレは、社会人2年目の小深田大翔と高卒2年目の黒川史陽、4年目の山崎剛選手、そしてサブちゃんこと福山博之投手と行ったことが伝えられている。このメンバーで実施するに至った経緯については、「全員が志願してきてくれたので、受け入れて一緒に行いました。若い選手から言われたのは嬉しかったですね」と喜ぶ。

ここ数年、随所で話を聞いてきたが、いつも若手に負けない自信をのぞかせつつも、「まず第一にチーム。その中で自分も残って貢献していく」と繰り返していたのが思い出される。チームの底上げ、若手の成長の陰には藤田がいるのだ。後継へのさらなる期待をこめる。

「今回、志願してきてくれた若い選手がチームを引っ張って欲しいと思いますし、一緒に自主トレをしたことで、何かプラスになったと感じてくれたらいいと思います」。

キャンプのテーマは、「いつ一軍に呼ばれても良いように準備をするだけ」。シーズンを通じては、「17年目も求められた時に答えられるように準備をしたい。脇役としてチームが困ったときに役立てられるようにしたい」と脇役のいぶし銀が憎い。

二軍キャンプの様子については、「若い選手みんな頑張っているのですが、特に中堅選手の足立(祐一)選手、岡島(豪郎)選手も凄くがんばっていますよ」とのこと。

今シーズンは最年長として迎えるが、そのことを意識して変えたことはないという。

「何も変わっていないです。最年長だからといって何か変えることもないですね。(昨季最年長で引退、今季から打撃コーチの渡辺)直人さんは声や行動力でチームを引っ張ってくれていましたが、僕は直人さんみたいにはなれない。でも、チームが強くなるためにアドバイスできたら」と控えめに献身を誓う。

今季の目標は優勝しかないと言い切る。「自分の目標、数字はない。少しでもチームに貢献して、優勝の輪に入りたいです」と藤田。2013年の優勝経験は忘れられない思い出であり、今季への推進力だ。

「2013年の光景は忘れられません。また、満員のファンの皆さんの前でプレーしたいですし、ファンのみなさんと一緒に優勝がしたいです」。

文:松山ようこ

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