【球界ここだけの話(2119)】ソフトB・長谷川、コロナ禍乗り越えグランドスラム

【球界ここだけの話(2119)】ソフトB・長谷川、コロナ禍乗り越えグランドスラム

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  • 更新日:2020/10/18

ソフトバンク・長谷川勇也外野手(35)が15日のオリックス戦(京セラ)で今季1号となる満塁弾。自身プロ初のグランドスラムでチームを5連勝に導いた。

「自分の打ちたい球だけをひたすら待って。犠牲フライでもいい場面なので、なんとかバットに当てようと思った。僕自身も『満塁ホームランを打っていないな』と知っていましたので、非常にうれしいです」

2-2の六回無死一、二塁。松田宣に代打・川瀬を送ると、犠打を決めて好機拡大。中村晃の一打で勝ち越し、なお1死満塁。ここで、バレンティンの代打として打席に向かったのが長谷川だ。低めのシンカーをすくい上げると、打球は右翼席に着弾。得点圏打率・077だった男のひと振りが鷹を勝たせた。

8月1日、球団から新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことが発表された。チームに再合流できたのは9月4日。1カ月以上の離脱となり、斎藤リハビリ担当コーチも「みなさん(報道陣)が想像できるような練習しかできていないと思います」と心配していた。

実戦に復帰したのは9月11日のウエスタン・阪神戦(鳴尾浜)。「150キロを超える球への、体の反応を作っておかないと」と1軍復帰への道筋を描いていた。支障があったというのがスローイング。練習相手がいなかったため、なかなか環境を確保することができず「(肩の)機能的にも落ちている」と分析。ようやく守備に就くことができたのは、1軍復帰した10月13日のオリックス戦(京セラ)だった。

優勝を争うロッテも、陽性判定を受けた選手が続々と復帰してきた。予期していなかった苦境だからこそロッテも一丸になろうとしているが、長谷川のグランドスラムは野球ファンはもちろん、何よりチームに勇気を与えたはずだ。

「得たもの? それはこれから感じていくんじゃないですか。形になってあらわれていくと思います」

きっぱりと言い切った。全てが大切な終盤戦で、長谷川の存在が鷹の力になる。(竹村岳)

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15日のオリックス戦で満塁本塁打を放ったソフトバンク・長谷川

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