感染急減「ウイルス弱って」か モデルナ接種の若い男性への懸念は 静岡市立静岡病院・岩井医師

感染急減「ウイルス弱って」か モデルナ接種の若い男性への懸念は 静岡市立静岡病院・岩井医師

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  • 更新日:2021/10/14
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新型コロナの感染者は急激な減少を続けています。その要因とワクチン接種への新たな不安について、感染症の専門医に聞きました。

新型コロナウイルスの感染者は、全国でも静岡県内でも8月にピークとなったあと、急激な減少を続けています。

県内で600人を超えていた感染者数は9月中旬に2ケタとなり、10月は1ケタの日が多くなっています。

静岡市立静岡病院の感染管理室長・岩井一也医師は、いまの減少は「想像していた以上」と話します。

静岡市立静岡病院・岩井一也医師:

「ここまで下がるとは思っていなかったですね」

減少の要因として政府は、感染対策や人流の減少、ワクチンの効果など複数の要因をあげています。

静岡市立静岡病院・岩井一也医師:

「ワクチンの効果は一定の関係はあると思う。ワクチンが進んだから減少がより強く進んだ減っているのはあると思う」

その上で岩井医師は、感染の急拡大を引き起こした変異ウイルス・デルタ株に何らかの変化があった可能性を指摘します。

静岡市立静岡病院・岩井一也医師:

「際限なく感染していってどんどん増えていくのではなく、一定のところでウイルスが弱っていく仕組みがウイルスに備わっているのではないかと」

季節性のインフルエンザが、毎年12月頃に流行が本格化して、4月頃収束するように、ウイルスには様々な特性があります。

静岡市立静岡病院・岩井一也医師:

「それと同じで、このコロナが波が来たのもウイルス側が広がりやすい変異が起こったのが一番と思うし、減少になったのもウイルス側が、それ以上増えることが、できない原因があって減っていく方に転じたと思う。と想像はしますけれどまだ科学的には解明されていない」

静岡県内でワクチン接種を2回終えた人は60%を越えました。若者の接種も進む中、新たな不安が生じています。

厚生労働省は、モデルナ社のワクチンを打った10代20代の男性で、ごくまれに心筋炎や心膜炎が疑われる症状が報告されているとして、ファイザー社の接種を推奨する方向で調整に入りました。

静岡市立静岡病院・岩井一也医師:

「心臓の動きが悪くなったり不整脈が出たりという症状ですね。ある程度症状が出ると良くなるのに1、2週間入院が必要になる、それ位の病気です」

10万人に1人程度と頻度は低いものの、岩井医師は専門家の検討のあと、国は数字や情報をしっかり示してもらいたいと話します。

去年は11月に、北海道から順に感染者が増加していきました。岩井医師は少なくとも1,2カ月は状況はあまり変わらないと見ています。

静岡市立静岡病院・岩井一也医師:

「ワクチンが進んでいるのもあるし、感染がわかった段階で重症化しにくくなる抗体治療薬を使えるようになったので、感染者数が増えても重症化する人は今後減っていく」

岩井医師によりますとウイルスは拡大する時の状況を分析できても、減る時の状況を分析するのは難しいことがあるということです。

また、モデルナワクチンの副反応、心筋炎と心膜炎については、15日国の専門部会で議論されます。

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