被害者自殺で集団レイプが発覚か 男社会で不当な扱いに苦しむ女性は絶えず

被害者自殺で集団レイプが発覚か 男社会で不当な扱いに苦しむ女性は絶えず

  • しらべぇ
  • 更新日:2020/11/22
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( tuaindeedfizkes/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

今、ある女性の自殺をめぐり、男社会といわれる職場を選んだ女性たちの「性」に関する不安や苦悩について、SNSで熱い議論が交わされている。

きっかけは、米・陸軍内部で起きていたとされる集団レイプ事件。ひとりの女性がCBSのインタビューに応じ、2018年に自殺した娘が、上司や同僚からの度重なるレイプで心を病んだことを、涙ながらに訴えた。

■「娘は体と魂を奪われた」

亡くなった女性は、モーガン・ロビンソンさん。陸軍の兵士としてアフガニスタンに派遣された際、同僚からの集団レイプで心的外傷後ストレス障害を発症し、4ヶ月間苦しんだ末に自殺したという。

母親のデビー・ロビンソンさんはCBSのインタビューのなかで、「上層部に被害を訴えたものの彼らは聞く耳を持たず、娘は無力感に苛まれ、怒りと恐怖で心を病んでしまいました」と話している。

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■良識や倫理観だけが頼り

男社会の軍隊に娘が入ることに両親は賛成しなかったが、「国のために尽くしたい」とモーガンさんの意志は固く、2010年に21歳で陸軍に入隊した。

15年前、米・国防総省は数億ドルの予算を投じて軍からセクハラや性犯罪を徹底排除するプロジェクトを立ち上げており、研修会などを通じて職員の全てにその周知・啓発がなされていた。

だが、実際に被害に遭っても、上層部はモーガンさんの味方をしてくれなかった。デビーさんは「プロジェクトなど何ら意味をなさないことを、ただ思い知らされました」とも話している。

■レイプ事件に無関心な上層部

モーガンさんのレイプ被害は、2016年にクウェートに駐留した時から始まった。加害者は男の上司で、上層部に被害を訴えるも耳を貸してもらえず、身の安全を確保できないまま彼女は繰り返し暴行を受けた。その上司はモーガンさんの死の8ヶ月後、書面上で叱責を受けただけだという。

また、陸軍から遺族に届いた彼女の死亡に関する報告書も、都合の悪い部分のみ文章が改ざんされたことは明白だった。「陸軍の人たちは事実を隠蔽しています。正義はどこへと尋ねたい。外部の機関が徹底的に調査しない限り、彼らは事実を明らかにしないでしょう」とデビーさんは訴えた。

■軍でも叫ばれる「#MeToo」

この件に、1年半にわたり関わってきたCBSニュースの調査班。レイプ被害を告発したことがある約20名の女性兵士や、モーガンさんのように自殺した女性兵士の遺族らに、次々とインタビューを行ってきたそうだ。

男社会のなかで、現場の隅々にまで監督の目が行き届かない問題と、トラブルが起きた際に話を揉み消そうとする上層部の問題。CBSの厳しい指摘を受け、軍はやっと「モーガンさんに対する同僚の集団レイプが本当にあったかを含め、改めて詳しい調査を行う」と約束したという。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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