センバツ有観客で開催調整「今年こそは...の思い」

センバツ有観客で開催調整「今年こそは...の思い」

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2021/01/13
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第91回センバツ高校野球大会の開会式(2019年3月23日撮影)

センバツ復活!! 日本高野連は13日、第93回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)に向けてオンラインで運営委員会を開き、具体的な開催プランを示した。有観客で開催する準備を進め、入場行進曲はコロナ禍で中止になった昨大会に続き、復活のメッセージを込めてFoorinの「パプリカ」に決定。昨秋の明治神宮大会中止に伴う神宮枠については、21世紀枠を1枠増の4校にすることなどが決まった。この日、緊急事態宣言が大阪や兵庫など11都府県に拡大した中、センバツが前向きな希望の光を目指す。

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甲子園の青空に、今年こそFoorinの愛らしい歌声を響かせる。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中、主催の日本高野連などはオンラインで運営委員会を開催。実施を目指す3月センバツの大会入場行進曲として中止になった昨春と同じ「パプリカ」に決まった。日本高野連は3季ぶりの甲子園に向け、思いを明かした。

「前回大会と同じ曲を採用することですべての高校野球ファンに『復活』というメッセージを伝えたい」

2年連続同じ行進曲が使われるのは戦後初めて。テーマは「復活」だ。大会が新たなスタートを切る願いも込めて、ニューバージョンを編曲。球児の白熱した一投一打を後押しする。首都圏4都県に発出された緊急事態宣言はこの日、甲子園がある兵庫など11都府県に拡大された。小倉好正事務局長(62)は「昨年度、選抜、選手権大会を中止した。その時の思いから『今年こそは』の思いがあります。感染状況は厳しくなってきてますが、その時々に応じて我々として最大限、準備できることは準備して大会に臨めたらという気持ちです」と語気を強めた。

コロナ禍で昨年は春夏の甲子園大会が苦渋の中止になった。緊急事態宣言は2月7日までで、宣言解除を見据え、有観客での開催準備を進める。昨秋の神宮大会が中止。例年なら優勝校の地区に1校分、与えられるが、今大会は21世紀枠を従来の3校から4校に増やすことに決めた。同事務局長は「東日本1校、西日本1校。残り7校から地域を限定しない形で選出したい」と話した。運営委員会で複数案が出た中、公平性を保つ意味もあり、コロナ禍でも工夫して強化に励むチームを選ぶことになった。

感染防止策も最善を期す。3月12日に予定していた抽選会は2月23日に前倒しし、各校の準備にゆとりを持たせる。開会式は全校が入場行進する形を取らず、簡素化する。大会前の甲子園練習も行わない。同事務局長は「感染状況を見ながら、政府の指針に従い、専門家のご指導を仰ぎながら最終的な判断をさせていただく」と話し、今後の状況を慎重に見極める姿勢だ。1月29日に選考委員会をオンラインで行い、出場32校を決める。厳しい社会情勢の中、高校球児のために、夢をつなぐ。【酒井俊作】

○…安全なセンバツ開催を目指し、出場選手らへのPCR検査の実施も検討する。主催担当者は「PCRとかアルプス席の運用など、ワーキンググループで議論する主要なテーマになる」と説明。感染症の専門家も招く方針で、「そこが非常に大事なポイントになる」と説明した。

◆センバツ入場行進曲 同じ入場行進曲が連続で使用されるのは、大会史上2度目で戦後初めて。戦前は1934年(昭9)の第11回大会から37年の第14回大会まで、2代目大会歌の「陽は舞いおどる甲子園」が使用された例がある。

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