ハルハ川が本来の姿へ、約20年の生態系整備が奏功 内モンゴル自治区

ハルハ川が本来の姿へ、約20年の生態系整備が奏功 内モンゴル自治区

  • 新華社通信
  • 更新日:2022/01/14
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ハルハ川が本来の姿へ、約20年の生態系整備が奏功 内モンゴル自治区

内モンゴル自治区ヒンガン盟アルシャン市を流れるハルハ川の夏景色。(資料写真、アルシャン=新華社配信)

【新華社フフホト1月14日】中国内モンゴル自治区興安(ヒンガン盟)阿爾山(アルシャン)市政府は11日、中国とモンゴルの国境付近を流れるハルハ川が徐々に本来の姿を取り戻しつつあると明らかにした。同市は約20年にわたりハルハ川の総合的な生態系整備に資金を投じ、流域内で600万ムー(40万ヘクタール)の天然林保護プロジェクトを実施してきた。

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ハルハ川が本来の姿へ、約20年の生態系整備が奏功 内モンゴル自治区

内モンゴル自治区ヒンガン盟アルシャン市を流れるハルハ川の秋景色。(資料写真、アルシャン=新華社配信)

以前は環境意識が希薄だったことから、2000年頃にハルハ川の河岸崩壊や水量減少、流域の土壌浸食といった環境問題が深刻になった。アルシャン市政府は、資源枯渇型都市向けの財政移転支出資金から8億元(1元=約18円)近くを拠出し、生態系の保全・再生に累計10億元を投入。水源かん養などの総合対策を進めてきた。

02年には「禁牧退耕(放牧禁止・耕作停止)」措置、12年には禁伐措置を開始。流域内で600万ムーの天然林保護プログラムを実施したほか、公益林管理・保護と「封山育林(開墾・放牧・伐採を禁止して森林を育てる)」、植樹造林を85万ムー(約6万ヘクタール)、土壌浸食対策を10万ムー(約6667ヘクタール)にわたって実施した。同市では森林率が02年の71.3%から現在では81.2%に高まり、水源かん養能力も着実に向上し、河川・湖の面積が増加しつつある。

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ハルハ川が本来の姿へ、約20年の生態系整備が奏功 内モンゴル自治区

内モンゴル自治区ヒンガン盟アルシャン市を流れるハルハ川の秋景色。(資料写真、アルシャン=新華社配信)

ハルハ川流域では第13次5カ年規画(十三五、2016~20年)期間中、汚染型工業企業が全て撤退し、都市部生活排水が排出基準を全て達成した。また、流域全域で河川内の砂利採取が禁止された。こうしたたゆまぬ努力が実り、ハルハ川の水質は14年連続で「優良」を維持、ここ5年は「Ⅱ類」(汚染物質の基準値によってⅠ~Ⅴ類に分類される。Ⅰ類が最も厳しい)に分類されており、アムールイトウの母川回帰も安定してみられるようになった。これまでに損なわれた湿地や河岸も甦り、流域全域に「川も水も魚も草もある」風景が広がっている。(記者/王靖)

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