自分の中から「神様の命令」が聞こえた...女子高生が「何でも触る」ようになったワケ

自分の中から「神様の命令」が聞こえた...女子高生が「何でも触る」ようになったワケ

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2021/07/22
No image

「駅前のベンチに触らないと悪いことが起きる」「固形物を食べるな」――。突然、このような「命令」が自分の中から聞こえてきたら、どのように感じるだろうか。

コミックエッセイ『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』では、内側から聞こえてくる神様の「命令」に翻弄され、強迫性障害や摂食障害を抱えるようになったもつおさんの高校時代が描かれている。

かつては「どこにでもいる平凡な女子高生」だったと話しているもつおさん。はたして、彼女はどのような高校3年間を過ごしたのだろうか――?

No image

【漫画】プロローグ&第1話の試し読みはこちら!

神様からの「命令」が聞こえた

一般に「青春」と言われることも多い3年間の高校生活。部活や恋愛、時には友人と過ごす他愛ない放課後など、人によって様々な思い出があるのではないでしょうか。ところが、『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』の著者のもつおさんは、苦しい高校生活を送っていました。

自宅の床や学校の下駄箱など、目についたものを片っ端から触る。さらには固形物を一切口にできなくなり、まともに食事をとることができず体重が30kg台まで減少。最終的には、入院して医師の治療を受ける事態となってしまいます。

ごく普通の女子高生だったもつおさんが、なぜそのようなことになってしまったのでしょうか? それは、彼女の中にだけ存在していた「神様」が、「触れ!」「食べるな!」と命令を下していたからでした。

No image

「強迫性障害」とは、どのようなものか?

後にもつおさんは、強迫性障害と診断されます。「家の鍵を閉め忘れた気がする」「コンロの火を点けっぱなしにして出てきていないだろうか?」といった不安を抱くことが多い人、あるいはラッキーカラーや自分独自のルールへのこだわりを堅持している人は少なくないでしょう。

ただそのような不安やこだわりが人並外れて強く、気になってしまうあまり日常生活を満足に送ることができない場合は、強迫性障害の可能性も考えられます。

もつおさんの場合、もっとも特徴的だったのは「何かに触る」という行動でした。もつおさんの中にいる「神様」という存在は、「○○に触らないと悪いことが起こる」と語りかけてきました。

もつおさんが初めて神様の声を聞いたのは、ある日の塾帰りのこと。迎えに来るお母さんを待っていたもつおさんは、その日たまたまテストの出来が悪く気分が落ち込んでいました。その時偶然にも目に入ったのが、近くにあった一つのベンチです。それを見てから、もつおさんの中で「モヤモヤ」が加速していきました。

「このベンチに触れば、明日のテストで最下位から脱出できるかもしれない」

次の瞬間、さらに力強く、もつおさんの中から「触らないと悪いことが起きる!!!」という声が聞こえてきました。触らなきゃいけない…。そう思ってベンチに触れたところ、自分の中から聞こえてきた声がピタッとやみ、すっきりとした気分になったそうです。これが、もつおさんと神様の最初の出会いでした。

しかし最初は「1回ベンチを触る」だけだった神様の命令は「何回も触る」「決められた順番で各部位に触る」「途中で手順を間違えてしまったり、邪魔が入ったりした場合は最初からやり直し」など、次第にエスカレートしていきます。神様の言葉に捉われてしまったもつおさんの生活は、少しずつ変化していくのでした…。

【漫画】プロローグ&第1話の試し読みはこちら!

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加