最後のジャンボ機、1/31に納入 式典生配信、アトラス向け747-8F貨物機

最後のジャンボ機、1/31に納入 式典生配信、アトラス向け747-8F貨物機

  • Aviation Wire
  • 更新日:2023/01/25

ボーイングは現地時間1月24日(日本時間25日)、「ジャンボ」の愛称で親しまれた747の最終号機を31日にアトラスエアー(GTI/5Y)へ引き渡すと発表した。納入式典は米ワシントン州シアトル近郊のエバレット工場で開催し、同日午後1時(日本時間2月1日午前6時)からウェブサイトで生配信する。

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ボーイングのエバレット工場でロールアウトする最後のジャンボ機となるアトラスエアー向け747-8F貨物機(ボーイング提供)

最終号機はアトラスエアーの747-8F貨物機(登録記号N863GT)で、記念式典には退職者を含めた従業員のほか、顧客やサプライヤーなど数千人が参加する、一般公開せずウェブサイトで生中継する。また、イベント終了後には動画も配信する。

世界初の双通路機である747は、1967年に製造を開始し、1969年2月9日に最初の試験飛行を実施。55年間で100以上の顧客向けに1574機が製造された。747の総飛行時間は1億1800万時間以上、飛行サイクルは約2300万回に及ぶ。

アトラスエアーなどを傘下に持つアトラス・エア・ワールドワイドは、2021年1月12日に747-8Fを4機発注したと発表。この時点で2022年の生産完了が予定されており、エバレットの最終組立工場で製造される最後の4機となった。アトラスは通販やエクスプレス貨物の需要拡大に対応するために導入する。

「ジャンボ」や「空の女王」の愛称で親しまれた747の最新型である747-8は全長76.2メートルで、現役の民間航空機の中で最長の機体。貨物型の747-8Fの最大積載量は137.7トンで、ピンポン玉やゴルフボールに換算すると約1900万個を運べるという。旧世代の747と比べて燃費が16%改善し、積載量が20%増え、エンジンの静粛性も30%向上した。エンジンはGE製GEnx-2Bを4基搭載する。

747-8Fは、日本の航空会社では日本貨物航空(NCA/KZ)が導入。一方、旅客型を導入した会社はない。ボーイングの2022年12月末時点のキャンセル分を含む受注実績によると、747-8は旅客型の747-8を58機、貨物型の747-8Fを142機の計200機を受注。このうち旅客型は全48機、貨物型は106機引き渡しており、受注残はアトラスエアー向けの747-8Fが1機となっている。

ボーイングは747-8Fの後継機として、開発中の大型機777Xの貨物型となる「777-8 Freighter(777-8F)」を今年1月31日にローンチしたと発表。2機種ある大型旅客機777Xのうち777-8をベースにしたもので、航続距離4410海里(8167キロ)、胴体長70.9メートル、最大積載量(ペイロード)は118トン。747-400Fとほぼ同等の積載能力を持つ。777-8Fの納入開始は2027年となる見通し。

Yusuke KOHASE

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