秋葉原に突如出現したレトロな「銭湯」 見た者を感激させるその正体とは...

秋葉原に突如出現したレトロな「銭湯」 見た者を感激させるその正体とは...

  • しらべぇ
  • 更新日:2021/07/22
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東京・秋葉原の駅前ビル「秋葉原UDX」内に謎の“銭湯”が出現──。ツイッター上でその報を受けた記者は現地に向かった。

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■たしかにあった…!

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ビルに到着すると、1階カフェ上にある大きな窓ガラスに、これぞ「ザ・銭湯」というレトロな銭湯の洗い場が姿を現していた。

赤と青の蛇口に、青いタイル、そして鏡。それにしてもガラス張りとはこれまた風流(?)な洗い場である。

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謎を解くべく記者はこのスペースを目指した。

2階に到着すると入り口には「銭湯山車巡行 お披露目展示」のポスター。さっきの銭湯らしき物は銭湯を模した祭りの「山車」で、風呂場ではなかったのだ。これはすごい&かっこいい…! 伯父が東京の下町で銭湯を営んでいることもあり、いつも以上にテンションが上がる記者だった。

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■細部を見ていこう

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本体には車輪が付いており、引っ張って町を練り歩く仕様らしい。

車体をまじまじと見てみる。まずは下駄箱や脱衣場ロッカーが正面下部に貼り付けてある。木の鍵やSDカードみたいな形の鍵を入れるアレだ。懐かしい。

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右側に回るとこちらは洗い場。足元には緑のこしかけとおなじみケロリンのロゴが入った黄色い桶。年季が入ってる。

■廃業した銭湯の物品を活用

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上部は銭湯ではおなじみのフォルムである、神社風の屋根。現地に掲出してあった資料によれば、兎毛通(うのけどおし)、唐破風(からはふ)、鬼瓦、千鳥破風、湯気抜き窓という単語が書かれていたが、さすがの記者も一切理解できなかった。

スマホでその用語を調べようとするも「兎毛通とは、唐破風の中央につく懸魚(げぎょ)」とまるでお経のような説明書きがありますます混乱。とにかく、銭湯のあの建築技法、そう無理やり理解した。

バック部分には銭湯のコンクリの煙突。車体左側は先ほど外から見かけた反対側の洗い場である。

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この山車、部品の多くを廃業などした実際の銭湯から譲り受け、有効利用しているらしい。

シャワーや下駄箱、タイルは「月の湯」、大黒柱、ロッカーは「菊水湯」、カランは「松の湯」、その他の小物や看板は「おとめ湯」などで使われていた物と記載があった。

2015年に廃業した本郷 菊水湯。
その大黒柱を、彫刻家の村田勇気が譲り受け保管していました。再び日の目を見る時が来たようです。 pic.twitter.com/T87HXzNZOT
— 令和三年度 銭湯山車巡行 (@sento_dashi)
April 19, 2021
from Twitter

■一体何のために!?

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今回の催しを企画したのは、文京区を中心に建築物の魅力を発信し続けている「文京建築会ユース(BKY)」と「銭湯山車巡行部」。

「今はなき銭湯を弔い、今を生きる銭湯を寿(ことほ)ぐ、銭湯のための祭りを。」をテーマに、地域大衆文化・銭湯の活性化のためにプロジェクトを推進している。

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山車は18日に巡行1日目が行われ、鶯谷から秋葉原まで移動したそう。

8月7日まではここ秋葉原UDXで展示が行われ、翌8日に秋葉原から根津に巡行。以降は22日まで再び秋葉原で展示される予定だ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤

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