「Paragon Backup & Recovery 16 Professional」を試す - 新バックアップエンジンで快適さを強化

「Paragon Backup & Recovery 16 Professional」を試す - 新バックアップエンジンで快適さを強化

  • マイナビニュース
  • 更新日:2017/10/12
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●Backup & Recovery 16のインストール

Paragon Software社は、2017年8月、Paragon Backup & Recovery 16 Professional(以下、Backup & Recovery 16と略記)をリリースした。Backup & Recovery 16は、バックアップエンジンに新たなPVHDエンジンを搭載し、バックアップ、リカバリ以外の機能も搭載した、総合的なバックアップユーティリティとなっている。

対応OSは、Windows 7(SP1)以降で、64bit版にも対応する。OSが正しく動作する環境であれば、特に厳しいものはない(詳細は、Paragon Software社のWebサイトを参照)。別途、バックアップファイルの保存領域が必要になる。これは、個々の環境に依存するので、適切に判断してほしい。

本稿では、Backup & Recovery 16の基本的な機能などを紹介したい。

○Backup & Recovery 16のインストール

まずはインストールを行う。今回は、パッケージ版からのインストールである。最初にOSの選択となる。

次いで、ライセンスの確認となる。

インストールが開始される。

以上で完了である。

○最初はHDD全体のイメージバックアップ

バックアップの方法には、いろいろな種類がある。たとえば、特定のファイルやフォルダをバックアップする方法もある。しかし、まずやっておきたいのは、HDD全体(もしくは、PCに内蔵するすべてのドライブ)のイメージバックアップである。イメージバックアップを保存することで、PCが起動しないといった不測の事態でも、その時点の状態に復旧できる。リカバリーディスクの代わりになるし、アプリケーションの再インストールといった手間もかからない。図6が、Backup & Recovery 16のメインビューとなる。

今回は、外付けHDDを接続し、そこにバックアップを作成する。図6のように、2台のHDDで構成されていることがわかる。左のペインから[バックアップ]を選ぶ。バックアップウィザードが起動する。

まずは、バックアップ名などの設定を行う。

次いで、バックアップの対象を選ぶ。

Backup & Recovery 16では、ファイルの種類やフォルダ単位など、バックアップ対象を細かく設定可能である。しかし、上述のようにここでは[コンピュータ全体]をバックアップする。次に、バックアップファイルの保存先である。

ここでは、外付けHDDを選択したが、ローカルドライブやネットワーク先も選択可能である。詳細設定を有効にすると、図11の画面となる。

圧縮レベルやイメージ分割サイズを設定できる。ここでは、圧縮レベルを最高にしてみた。以上で、設定完了である。

[完了]をクリックすると、バックアップが開始される。

バックアップが完了すると、図14のようになる。

バックアップされたファイルは、図15のようになる。

日付や日時が付加されたフォルダ以下に保存される。

●バックアップのスケジュール化

○バックアップのスケジュール化

Backup & Recovery 16では、バックアップのスケジュール化も可能である。スケジュール化することで、いちいちバックアップ操作を意識的に行うことがなくなる、業務以外の負担の少ないタイミングでバックアップを行うといった効率化が実現できる。スケジュール化もウィザードで行うことができる。

スケジュールで、バックアップを行うタイミングを設定する。

[新しいタスク]では、さらに細かくバックアップスケジュールを設定できる。

バックアップの方法も設定可能である。

ここで注意したいのが、差分と増分バックアップの違いである。

差分バックアップは、最初のバックアップから変更のあったすべてのデータをバックアップする。それに対し、増分バックアップは、前回のバックアップから変更のあったデータのみをバックアップする。差分では、必要なバックアップは、初回と最新の2つのバックアップファイルだけが必要になる。増分は、バックアップを行ったすべてのファイルが必要となり、管理が重要となる。

どちらがよいということはないが、手動でバックアップを管理しているならば差分、自動やスケジュールを行っている場合は増分のほうが向いているといえるだろう。また、クラウドやネットワーク経由でバックアップを行う場合、通信量が少ない増分のほうが適している面もある。

バックアップファイル管理が不要なベーシックタイプも検討に値する。フルバックアップのみを作成するので、差分や増分ファイルが存在しない点が大きい。

このように、スケジュール化にはPCの運用などによっても大きく変わってくる。しかし、Backup & Recovery 16ならば、柔軟に対応できるであろう。

●リカバリーメディアの作成

○リカバリーメディアの作成

バックアップと同時にやっておきたいのが、リカバリーメディアの作成である。Windowsが起動しないといった場合に威力を発揮する。この作成もウィザードに従って行う。ただし、Windows AIK/ADKが必要になる。このダウンロード&インストールまで含めるとやや時間がかかるので、余裕のあるときに行うべきであろう。[ホーム]タブのリカバリーメディアビルダーを選ぶ。

まずは、リカバリーメディアの種類の選択となる。

最近は、USBメモリからのブートをサポートするPCも増えたので、そちらを選んだ。確認が行われ、次にWindows AIK/ADKのインストール先の確認となる。

もし、Windows AIK/ADKをインストールしていないのであれば、ここで行うこともできる。あとは、リカバリーメディアの作成である。

図25で完成である。

実際に起動するかを確認しておこう。

○リカバリをしてみる

ファイル単位でのリカバリを行ってみよう。[イメージビュー]からバックアップイメージを右クリックし[復元]を選ぶ。

バックアップの対象から、[ファイルとフォルダー]を選び、リカバリしたいファイルを選ぶ。

次いで、復元方法の選択である。

特に難しいことはないであろう。以上で、完了である。

[完了]をクリックするとリカバリが始まる。

リカバリしたファイルは、図31のようになる。

バックアップ以外にも、HDDやSSDのクローンを作成するドライブコピー機能もある。

さらに、データを消さずにパーティションサイズの変更・移動といったパーティション操作も可能である。

最近の脅威の1つに、ランサムウェアがある。データファイルを暗号化し、使用不可能にする。セキュリティベンダーから、さまざまな対策がとられているが、やはりバックアップ自体が有効な対策となりうる。Backup & Recovery 16は、セキュリティ対策としても考える価値が十分あるだろう。

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