秋華賞で「人気の上がらぬ3頭」が、過去の激走パターンと妙にハマる

秋華賞で「人気の上がらぬ3頭」が、過去の激走パターンと妙にハマる

  • Sportiva
  • 更新日:2017/10/13

3歳「牝馬三冠」のラストを飾るGI秋華賞(京都・芝2000m)が10月15日に開催される。

GIオークス(5月21日/東京・芝2400m)を勝った”女王”ソウルスターリングが別路線を選択。主要なステップレースとなるGIIローズS(9月17日/阪神・芝1800m)は8番人気の伏兵ラビットランが快勝し、レースの行方はやや混沌とし始めている。

そうなると、この舞台でも思わぬ穴馬の台頭が十分に考えられる。今回も、過去10年の結果を参考にして、波乱の立役者となる”ヒロイン”を探し出してみたい。

では、過去の秋華賞において、穴を開けているのはどんな馬か。まず、ひとつの傾向としてクローズアップされるのは、ローズSで上位(3着以内)に入りながら、本番で人気の上がらなかった馬だ。過去10年で、5番人気以下の馬が馬券圏内に入った例は5度もある。

◆2007年=ローズS3着→秋華賞2着レインダンス(7番人気)
◆2008年=ローズS2着→秋華賞2着ムードインディゴ(8番人気)
◆2010年=ローズS1着→秋華賞2着アニメイトバイオ(6番人気)
◆2011年=ローズS3着→秋華賞2着キョウワジャンヌ(7番人気)
◆2016年=ローズS3着→秋華賞3着カイザーバル(8番人気)

トライアルで好走しても、それまでの実績が不足していたりすると、一般的には「本番で勝ち負けするのはどうか?」という評価になってしまう。だが、秋華賞ではトライアルで結果を残した馬が、そのまま好走することが多いのだ。

その視点で考えると、今年真っ先に目がいくのは、カワキタエンカだろう。ローズSでは6番人気で2着となったが、本番でも人気が上がりそうもない。前述のパターンに最もはまりそうな馬に見える。

しかし注意したいのは、今回は前走で手綱を取った横山典弘騎手から北村友一騎手に乗り替わること。しかも、北村騎手は同馬への初騎乗となる。

実は先述の5頭のうち、乗り替わりはレインダンスのみ。そのレインダンスにしても、本番で手綱を取った武幸四郎騎手は、春まで同馬の主戦ジョッキーを務めていた。

そうなると、カワキタエンカは推奨できない。それ以外の好走馬で、本番でも人気が上がらない馬を探したい。面白いのは、4着のミリッサだ。

こちらは、春から夏場にかけて500万下、1000万下と条件戦を連勝してローズSに出走。3着以内には入れなかったものの、4コーナー13番手という位置から、上がり33秒8の末脚を繰り出して追い上げた。3着リスグラシューとはハナ差と、能力の一端は十分に示した。

加えて、昨年のオークス馬シンハライトを姉に持つなど、血統背景も抜群。大舞台に強いDNAを秘め、本番でこそ、その能力が爆発してもおかしくない。牝馬GI戦との相性がいい、福永祐一騎手が鞍上というのも心強い限りだ。

秋華賞の”前哨戦”と言えば、ローズSが最重要レースであることは間違いない。しかし近年、関東で行なわれるもうひとつのトライアル戦、GIII紫苑S(中山・芝2000m)の重要度も高まっている。

例えば、昨年は勝ったヴィブロス、2着パールコードが、いずれも紫苑Sからの参戦だった(紫苑Sでヴィブロスは2着、パールコードは5着)。また、2014年の秋華賞馬ショウナンパンドラも、紫苑S2着からの戴冠である。

ここで注目すべきは、紫苑Sで敗れている馬が本番で台頭していることだ。今年は勝ち馬ディアドラが本番でも人気になりそうだが、穴として狙うならそれ以外の上位好走組だろう。

浮上するのは、3着のポールヴァンドルだ。

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紫苑S組からはポールヴァンドルが狙い目

紫苑S(9月9日)では4コーナー11番手と、これまで先行してきた同馬にとっては厳しい展開となった。しかし、短い中山の直線で上がり33秒7の決め手を披露。新たな一面を見せて、勝ち馬とタイム差なしの接戦を演じた。

そつなく先行して2着に粘ったカリビアンゴールドに比べ、こちらはシビアなレースを強いられながらも上位に来た分、さらなる伸びしろを感じる。振り返れば、新馬戦ではダービー馬レイデオロと競り合って2着になった馬。大仕事をやってのけても不思議ではない。

最後に、秋華賞での激走パターンの例をもうひとつ紹介したい。それは、近走の不振で人気が急落していた春の実績馬の逆襲である。

2008年、11番人気で大金星を飾ったブラックエンブレムは、春にはGIIIフラワーC(中山・芝1800m)を制し、オークスでは4着と奮闘した実力馬だった。それが、ローズSで15着と大敗を喫すると人気が急降下。本来の力を忘れ去られていた。

2013年に15番人気で3着と大健闘したリラコサージュも、春にはフラワーCで3着と好走し、オークストライアルのスイートピーS(東京・芝1800m)を勝っていた。こちらも、直前のローズSで18着に敗れたことで人気を落としたが、本番で巻き返しを図ったのである。

こうした例から穴馬をピックアップするなら、今年はぴったりの馬がいる。レーヌミノルである。

何を隠そう、今年の一冠目となるGI桜花賞(4月9日/阪神・芝1600m)の覇者。実績、実力は申し分ないが、オークスで13着に敗れ、休み明けの前走ローズSでも9着と馬群に沈んだ。その結果、人気落ちは必至の状況だ。

しかし、大敗からよみがえった馬たちの例を見ると、復活の可能性は大いにある。短い距離を得意とする同馬にとって、2000m戦は微妙なところだが、直線の短い京都の内回りコースならチャンスはある。最後の直線で坂がないのもプラス材料だ。

能力的には、今回のメンバーの中でも上位。レース展開がはまり、調子を取り戻していれば、復活の大駆けが見られるかもしれない。まだまだ見限るのは早計ではないだろうか。

3歳牝馬による”最終決戦”。新たな女王に君臨するのは、どの馬か。さわやかな秋空の下で舞う、美しい”華”たちの競演を存分に楽しみたい。

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