上映時間180分!「RWBY VOLUME 3」の謎 「アニメ映画が面白い!事件は劇場で起きている」第2回

上映時間180分!「RWBY VOLUME 3」の謎 「アニメ映画が面白い!事件は劇場で起きている」第2回

  • ダ・ヴィンチニュース
  • 更新日:2016/11/30
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上映時間180分という圧倒的なボリュームで一体どんな話が展開するのだろうか?

上映時間が180分!そんなアニメ映画が、12月3日より公開する。アメリカ発のファンタジーアクション『RWBY VOLUME 3<日本語吹替版>』だ。

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日本アニメから大きな影響を受けた本作は、昨年11月に熱狂的なファンに押されて豪華声優陣による日本語吹替版第1弾を公開、今年10月に第2弾、そして今回のVOLUME 3の登場となった。VOLUME 1こそ上映時間は2時間だったが、VOLUME 2では2時間38分、さらに今回は180分に膨れ上がった。ノンストップの3時間である。
アニメ映画には珍しいというよりも、いまどき実写映画でもない大長編。この圧倒的なボリュームで一体どんな話が展開するのだろうか?

近頃は映画の上映時間は、短めのほうが好まれる。長時間座っているのが苦手という人も少なくないし、空いた時間に観るのにも2時間以内だと手頃だ。
もっとシビアな話をしてしまえば、劇場運営のビジネスもある。3時間の映画は、1日に1時間半の映画の半分の回数しか上映できない。効率だけを考えれば短めがありがたい。

それにアニメ特有の事情もある。実写映画なら、まず大量に撮影して、その中で使えるシーンを編集するのがスタンダードだ。しかし、アニメは手描きでもCGでも、1シーンずつをスタッフが創り出す。シーンごとに新たな制作コストが発生する。
アニメでは実際に映画で使用しないシーンは極力作らない。長めの脚本や絵コンテを制作予算に合わせて、泣く泣く切るといったことも発生する。

『RWBY』は、もともとウェブ配信のショートアニメとしてスタートした。2015年2月に若くして世を去った原作者のモンティ・オウムとRooster Teethが日本のアニメスタイルを大胆に取り入れて、世界中にカルトなブームを巻き起こしている。
映画はこの各10数分のウェブ配信版を編集したものだ。制作コストは抑えられている。とはいえ3時間の長さは、どのシーンも削ることが出来ない重要シーンであるのが理由だ。
ウェブならではのテンポの良さが、映画になることで新たなスピード感の連続を生み出す。終わってしまえば、180分もあっという間。まるで時間を感じさせない。
アメリカから、そしてウェブから、新時代の新次元アニメ、それが『RWBY』だ。

<数土直志>
ジャーナリスト。アニメーション関する取材・執筆、アニメーションビジネスの調査・研究をする。「デジタルコンテンツ白書」、「アニメ産業レポート」執筆など。2002年に情報サイト「アニメ!アニメ!」、その後「アニメ!アニメ!ビズ」を立ち上げ編集長を務める。2012年に運営サイトを(株)イードに譲渡。

(C)2016 Rooster Teeth Productions, LLC

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