女性特有の不調には「仙骨」にシャワーの湯をあてて

女性特有の不調には「仙骨」にシャワーの湯をあてて

  • 女性自身
  • 更新日:2022/01/15
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「コロナ禍がもたらした長期間にわたる閉塞感が、多くの人にとって精神的なストレスをもたらしているようです。これが腰痛や肩こりに出るだけでなく、さまざまな体調不良にもつながっているようです。特に、血流が悪くなって全身が冷えている印象があります」

そう話すのは自治医科大学附属病院麻酔科の鍼灸師、中野朋儀さん。

「特に多いのが腰や肩を中心とする全身のこり、ストレスによる睡眠不足や、胃腸の不調、夜間頻尿などです。その人たちのお話を聞いていると、不調に対してどうしていいのかわからないという不安感が強いことがうかがえます」(中野さん・以下同)

まずは体の痛みをとって、不安な気持ちを上向きにするためにも、ぜひ行ってほしいのが「体を温める」こと。特に中野さんは仙骨部分を集中的に温める、「仙骨あたため」をおすすめしている。

「仙骨はお尻の上のほうにある逆三角形の形をした骨で、この部分を直接温めることで、腰痛が改善されます」

■シャワーを使うことで簡単に仙骨に熱が伝わる

骨盤周りということもあって、この部分を温めることは女性特有の疾患や不調改善にも効果テキメンだという。といっても、適切な温度があるのだそう。

「自律神経の調整を働かせるには、体の深部体温を40〜42度くらいにする必要があります。そのためには38〜40度以下くらいのぬるめのお湯に30分ほど半身浴をしなければなりません。しかし、冬場にそんなことをすれば風邪をひいてしまいます。逆に熱いお湯に入ると、表面体温こそ上がっても、深部体温まで上がらずに湯冷めをしてしまい、かえって逆効果です。そこで『仙骨あたため』です。仙骨は骨から熱を伝えやすい部位なので、ここから深部へアプローチができるのです」

では、仙骨を温める具体的な方法を教えてもらおう。

「お風呂に入ったついでに、仙骨から10センチくらい上の距離から、シャワーで体温より高めの40〜42度くらいのお湯を直接当てて、30秒間ほど水圧で仙骨を刺激してください。これを3〜4回繰り返します」

仙骨から副交感神経が刺激されて全身の血流が促進されると体が温まりやすくなり、腰痛が和らいでいるのを感じるだろう。それだけでなく、リラックス効果があるので入眠作用も高まる。

ほかにも自律神経の調整力アップ、女性特有の子宮・卵巣の疾患や生理痛、泌尿器科、消化器のトラブルのほか、坐骨神経痛の改善や肩こり、全身のこり改善にも働くそう。

「仙骨シャワー」や蒸しタオルでも十分体を温められるが、もっと「仙骨あたため」を持続させたい人には、市販されている温熱シートを仙骨部分に貼るのもいい。

「温熱シートは蒸気の湿熱タイプのものが熱くなりすぎずに長期間温度が保たれて体の深部をじっくり温めてくれます。使い捨てカイロは乾熱タイプなので、温度が70度くらいまで上昇しやすく、注意しないと低温やけどのリスクがあります。温度調節に気をつけてください」

体調改善を実感するためにも、毎日続けることが大切だそう。

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