まぶしすぎる輝き やっぱりスターや!阪神・佐藤輝 新人史上初!4番デビュー戦で満塁弾

まぶしすぎる輝き やっぱりスターや!阪神・佐藤輝 新人史上初!4番デビュー戦で満塁弾

  • スポニチアネックス
  • 更新日:2021/05/04

◇セ・リーグ 阪神7ー3広島(2021年5月2日 甲子園)

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<神・広>5回、逆転の満塁弾を放ち、ナインと「Zポーズ」を決める佐藤輝(撮影・大森 寛明)

阪神ドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)が2日の広島戦で衝撃の4番デビューを果たした。積極的休養で欠場した大山に代わり、ともにプロ初となる「4番・三塁」で先発。5回に4番初安打となる決勝の8号逆転満塁本塁打を放った。新人が4番初出場試合で満塁弾を記録するのはプロ野球史上初の快挙。自己最多5打点でチームトップの24打点としリーグトップの巨人・岡本和に1差に迫った。チームは3連勝で貯金を今季最多タイの12とした。

出来過ぎたシナリオを実現できるからこそ、スターなのだろう。プロ30試合目で初めて座った4番。佐藤輝は期待以上、いや最高の結果で応えた。

「しっかり打って、チームが勝った。一番最高かなと思います」

2点を追う5回無死満塁だった。前2打席は広島・野村のチェンジアップに空振り三振と二ゴロ。2打席目の後に先輩4番の1人であるサンズから「投手はピンチの場面で真っすぐ、真っすぐはいきづらいし、落とすボールで打ち取ろうとしてくる。逆方向に打つスタンスでいけば、チェンジアップも前で拾えたり見送れる」と助言を受けた。

すぐさま実践してみせるあたりが非凡さの証。2ボール2ストライクからの5球目は、やはりチェンジアップ。体勢を崩されながらも持ち味のパワーですくい上げた一撃は浜風に負けることなく無人の右翼席に着弾した。長いプロ野球の歴史で、新人が4番初出場試合で満塁弾を記録するのは史上初。佐藤輝が新たな歴史を刻んだ瞬間だった。

「しっかり(アドバイスを)意識して前で拾って打つことができた。ジェリー(サンズ)に感謝です」

自らが甲子園に足を運んだ幼少期、猛虎の4番には89代目となる金本知憲(スポニチ本紙評論家)が君臨していた。「鉄人と言われていましたし。小学校の時は正直、浜風がどうとか考えたことなかったんですけど、今考えてみればすごいなと」。憧れだった背番号6と同じ打順に初めて名を連ね、チームを勝利に導く大活躍。「4番という打順はチャンスで回ってくることが多い。そういう場面で最高の結果を出すことができてよかった」。胸をなで下ろした大器は、理想の4番像を問われ力強く続けた。

「やっぱり(4番は)チームの顔なので。しっかり信頼されている選手が4番。自分もしっかり与えられたところで頑張って、信頼される選手になっていきたい」

6回1死満塁ではコルニエルの159キロを左前適時打し5打点と荒稼ぎ。自身初の勝利打点もマークし、107代4番打者として記録にも記憶にも残った。語り草になるであろう「5・2」も佐藤輝にとっては、新たな伝説の始まりに過ぎない。(阪井 日向)

《球団4人目の新人満塁弾》新人の佐藤輝が初の4番で決勝の逆転満塁本塁打。新人の満塁弾はプロ野球56人、57本目。セでは16年高山(神)以来18人、19本目で、阪神ではプロ野球初年度の36年伊賀上良平、12年伊藤隼太、前記高山に次いで4人目だが、決勝弾は佐藤輝だけだ。

《新人の先発4番満塁弾は71年ぶり》新人の先発4番で満塁本塁打は、46年6月2日中部日本戦の大下弘(セネタース)、49年11月8日巨人戦の大岡虎雄(大映)、50年6月26日広島戦の南村不可止(西日本)に次ぎ71年ぶり4人目。過去3人はその試合以前に4番を経験しており、先発4番初試合では史上初めてだ。

《新人5打点は大山以来》佐藤輝は「4番三塁」で先発し、球団107代目の4番打者となった。2リーグ制後の阪神新人4番は、56年大津淳、64年富恵一、17年大山に次ぎ4人目。4番初アーチの最速は大山の出場2試合目で、佐藤輝が更新。阪神新人の1試合5打点は17年8月18日中日戦の大山以来。

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