あとから湧き上がる怒りには「カラオケ」と「ジョギング」が効果的!? /感情的に反応しない方法

あとから湧き上がる怒りには「カラオケ」と「ジョギング」が効果的!? /感情的に反応しない方法

  • 毎日が発見ネット
  • 更新日:2023/01/27

コロナ禍や国内外の社会不安の影響で、つい感情的になってしまう人が増えているといいます。そこで今回は『ついイラッときても感情的に反応しない方法を1冊にまとめてみた』(アスコム)の中から、怒りのコントロール方法を紹介します。著者は精神科医の和田秀樹さん。医学的な理論に基づいた、誰でも簡単にできるメソッドを解説していますので、ぜひ試してみてください。

※本記事は和田秀樹著の書籍『ついイラッときても感情的に反応しない方法を1冊にまとめてみた』から一部抜粋・編集しました。

【前回】どうしても腹が立ったら「3秒だけ」怒ろう。「小出し」にすれば大爆発しない

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やっかいな粘着性の怒り

あとになってから湧き上がってくる怒りというのもあります。

たとえば、口の達者な人と口論して、言い負かされたり、うまく自分の意見が言えなくて悔しい思いをしたとしましょう。

そのときはいったん引き下がったものの、家へ帰った途端に平常心をかき乱されるのです。

「感じたことの半分も言えなかった!」「こう言い返せばよかった」と、悔しさがじわじわと滲み出してきて、それが怒りに変わっていったりします。

あとで、その場では思いつかなかった、いい反論の言葉が出てくるからやっかいです。

まさか、相手に電話して、思い浮かんだ言葉を投げつけるというわけにもいきませんから、余計に悔しいし、腹が立ちます。

怒りをぶつける相手がいない、まさに孤独な怒りです。

悶々として、ベッドに入っても、なかなか眠れません。

そういうタイプの怒りは、なぜか粘着性を帯びています。

なかなか頭から離れません。

離れないどころか、次々と記憶がよみがえってきて、どんどんとエスカレートしてしまうこともあります。

その仕組みを考えてみましょう。

家へ帰ると、「今日、どんなことがあったか」と、ふっと振り返る瞬間があると思います。

そのとき、口論のことを思い出したりします。

「感じたことを口にできなかった」「悔しかったな」という感情がジワッと湧き上がってきます。

「怒りの脚色」をしていませんか

人間は、ひとつの怒りを起点にして、さまざまな記憶を掘り起こすことがあります。

「あの人は前にも同じことを言った」からはじまって、「そういえば、別の人も、私をバカにした」「ああ、悔しい」と怒りの波紋がとめどなく広がります。

そんなときはどうしたらいいでしょうか。

放っておけば、「怒りの連鎖」を生み出します。

とっくに忘れていた心の奥底の怒りまで呼び起こしてしまいます。

たったひとつの怒りに「脚色」が加わって、ときにはフィクションにまで膨らんでしまうのです。

そうなると、もはや別の怒りです。

私はライフワークとして、映画作りをやってきました。

監督をやりますし、脚本を書くこともあります。

フィクションの世界の脚色は当たり前のことですが、連鎖が生み出した「怒りの脚色」はいただけませんね。

この「心のモード」を変えるために、何かをしなければなりません。

何かあるはずです。

それをやることで、気持ちが変わるようなことが......。

ひとつの方法として、ジョギングとかウォーキング、つまり走ること歩くことに集中することがあります。

ジョギング、ウォーキングなどのフィジカル面でのリズミカルな運動によって、脳内にセロトニンという物質が出やすくなります。

序章でも触れましたが、セロトニンは感情をコントロールするのに欠かせない物質です。

歯止めがきかない感情にブレーキをかけてくれます。

怒りに対しても、静める方向に働きかけてくれます。

怒りの特効薬「セロトニン」分泌法とは?

では、セロトニンの分泌を促すために、どんなことをすればいいのでしょうか。

お日様に当たったり、ヨガや気功をしたり、お経をあげたりするときも、セロトニンはたくさん分泌されるといわれています。

ガムをかむのも有効です。

それからマッサージでも、セロトニンは分泌されます。

家族や親しい人に「ちょっとマッサージしてくれないか」とお願いしてみてもいいのではないでしょうか。

庭いじりもそうですし、ペットがいれば、夢中になって遊んでみるのもいいでしょう。

カラオケボックスで絶叫しながら歌うことも方法の一つ。

大声でシャウトすればストレス発散にもなりますし、何より気持ちを切り替えるのに有効です。

コロナが落ち着いたら試してみてはいかがでしょうか。

とにかく、雑念を払って集中しなければできないことをやることです。

「セロトニン、セロトニン」と口ずさみながら、違うことに集中しましょうよ。

「怒りの脚本家」にならないように......。

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