独立プロ野球の『火の国サラマンダーズ』は、現在公募中のプロ野球2軍戦について、7月中旬までに資金繰りの目途がたてば、参加申請することを明らかにしました。
【写真を見る】独立リーグ『火の国サラマンダーズ』7月中旬までに資金調達できた場合に限り「NPB プロ野球2軍戦」参加申請へ 熊本
火の国サラマンダーズ 神田康範 社長「みなさんのサラマンダーズが1段ではなく、15段くらい一気に駆け上がれるように、全力をあと1か月半尽くしたいと思います」
NPBは5月から、プロ野球2軍戦に参加する球団を公募していて、サラマンダーズは、来年度からの参加を目指しています。
ただ、2軍に参加することになれば、今シーズンと比べて1億円近い運営費の増額が見込まれることから、球団は7月中旬までに資金が調達できた場合に限り、参加申請する考えです。
申請した場合、9月いっぱいを目途に一次審査が。10月から11月にかけて二次審査が行われ、遅くとも11月末までに参加可否が決まる見通しです。
※運営費の増額
今季(2022年11月~2023年10月)・・・・・・約1億4千万円
参加の場合(2023年11月~2024年10月)・・・約2億3千万円
--そもそもなぜ、NPBは2軍戦に参加する球団を公募し始めたのですか?
プロ野球の2軍は、移動の負担などからセ・リーグ、パ・リーグではなく東西で分けられ、7球団と5球団。
7と5、奇数なので、2軍では毎回試合がないチームがでてくる構図なのです。
これを解消するため、今回NPBは2軍戦に参加する球団を公募したということです。
--楽しみですが、どのような条件があるのでしょうか?
こちらの4つが主な条件です。
1.ホーム球場 70試合分確保 (最低でも県内で半分以上)
2.指導者・選手・フロントの体制
3.参加手数料、毎年のランニング費用のめど
4.雨天練習場などの設備
中でも雨天練習場に関しては現状ありません。
神田社長は例として「既存の室内練習場と70試合分の契約をすることや、廃校の校舎や倉庫にネットを張って活用することなどをNPB側に提案していく」と話していました。