
CIMAから3カウントを奪った安齊
全日本プロレス18日の後楽園大会でGLEATとの全面対抗戦が行われ、大型ルーキーの安齊勇馬(23)がCIMA(45)から殊勲の金星をゲットした。
対抗戦はセミが終了した段階で全日本勢が2勝4敗と負け越し決定。それでもメインの8人タッグ戦でなんとか意地を見せたい全日本勢は、対抗戦の完勝を狙うGLEAT組とめまぐるしく攻防の入れ替わる展開を繰り広げた。
中盤からは安齊が孤立させられ、GLEAT組から集中砲火を浴びる苦しい場面も。それでも声援を背に耐え抜き、味方の援護で脱出した。すると終盤、8選手入り乱れる攻防の末にリングにはCIMAと安齊が残され、一騎打ちの状況になる。
その老かいさに追い込まれたが、走り込んできたCIMAにカウンターでジャンピングニーをブチ込むことに成功。さらにもう一発で動きを止めると、原爆固めで見事なアーチをかけ3カウントを奪った。
試合後は両団体の選手がリングに上がりにらみ合う不穏な雰囲気になる一幕もあった。その後、マイクを持った安齊は「俺が勝ったぞー!!」と歓喜の絶叫。さらにノアとの対抗戦に出場する21日の東京・大田区総合体育館大会に向けて「大田区もその先もずっと対抗戦は続くと思うけど、ずっと勝って全日本が強くてかっけえって証明するから、全日本から、俺から目を離さないでください」とさらなる飛躍を誓い、万雷の拍手を浴びた。
東スポWEB