普段着も所有からフローの時代へ!ファッションのレンタルサービスは定着するか?

普段着も所有からフローの時代へ!ファッションのレンタルサービスは定着するか?

  • @DIME
  • 更新日:2018/01/12
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かつては衣服のレンタルといえば、成人式や冠婚葬祭の晴着・礼服と相場が決まっていた。ところが、2年ほど前に日常的に着る服がレンタルできるサービスが、インターネット上に出現しはじめた。これが、「ファッションにまで気を配る時間がない」、「自分のファッションセンスに自信がない」といった悩みをもつ人たちの爆発的な人気を得て、普段着のレンタルが大きなトレンドとなりつつある。

2017年3月の時点で、普段着のファッションレンタルの業者は10社を超えるが、先駆者となったのは女性向けのラインナップを揃える『airCloset』。レンタルの基本的な仕組みは、事前に服の好みを伝え、毎月定額の料金(6,800円か9,800円+税)を払う会員となることで、パーソナルスタイリストが、好みに合った洋服をセレクトして、宅配便で送ってくるというもの。1回につき送られるファッションアイテムは3点で、着飽きたら返却するが、返却期限はなく、会員でいる限りいつまでも借りっぱなしでよい。レンタルした服が気に入れば、購入することも可能。会員が、自分でカタログから選ぶことはできないのが、一見デメリットに感じられるが、会員の多くは「洋服をじっくり選んで買う時間がない」、「コーディネートを考える時間がない」という多忙な人たちで、むしろプロのスタイリストの目で選んでもらうほうが助かるのだという。

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『airCloset』は、会員数10万人を数える成功をおさめ、似たような仕組みを導入した新規の業者が続々と参入している。特にこれから注目される未開拓市場はメンズ。『airCloset』のようにトータルコーディネートを可能とするところは、現状leeapにとどまるが、これから増えてゆくものと思われる。leeapは、いわばairClosetのメンズファッション版で、月額料金などの違いはあるが、仕組みはほぼ同じ。特徴的なシステムとして「会員ランク」がある。これは、長く有料会員を継続することで、シルバー会員→ゴールド会員→プラチナ会員と昇格するもので、ランクの高い会員になると毎月払う料金の5~10%相当がポイントとして付与されるというもの。たまったポイントは、月々の料金やアイテム購入に使用できる。

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leeapは現在、会員登録が殺到する盛況ぶりで、やむなく月額12,700円(+税)のプレミアムプランの受付を休止しているほどだという。

ジョルジオ・アルマーニやランバンといった有名ブランドのネクタイやカフスに特化してレンタルを行っているのが、KASHI KARI。こちらは、3,600円、5,800円、12,600円のいずれかの月額料金を選んで、2,600以上のアイテムから好きなアイテムをレンタルできるというもの。料金が高いプランほど、グレードの高いブランドを選ぶことができる。1本1万円以上するネクタイを、リーズナブルに着回したい人にはうってつけのサービスだろう。

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メンズ向けのファッションレンタルの市場規模は、まだ未知数であるが、先行業者が軌道に乗れば後発企業の参入も増え、ビジネススーツのレンタルなど、利用者の選択の機会が広がるはずである。今後の動向に注目したい。

文/鈴木拓也
老舗翻訳会社の役員をスピンオフして、フリーライター兼ボードゲーム制作者に。英語圏のトレンドやプロダクトを紹介するのが得意。

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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