本格的なお化け屋敷ScareHouseのデザイン・マネージャー、ニコル・コニフさんの仕事術

本格的なお化け屋敷ScareHouseのデザイン・マネージャー、ニコル・コニフさんの仕事術

  • ライフハッカー[日本版]
  • 更新日:2017/11/14

敏腕クリエイターやビジネスパーソンに学ぶ仕事術「HOW I WORK」シリーズ。今回はピッツバーグにある有名なお化け屋敷のデザイン・マネージャーを務めるNicole Conniff(ニコル・コニフ)さんの仕事術です。

ScareHouseはピッツバーグで最も有名なお化け屋敷の1つで、全国紙に載ったこともあれば、ファンタジー・ホラー監督のギレルモ・デル・トロ氏から称賛されたこともあります。ライフハッカーの姉妹サイトJezebelが、ScareHouseのアトラクション『The Basement』をデザインしたMargee Kerrさんの記事を書いているので、ライフハッカーは同ハウスでデザイン・マネージャーを務めるNicole Conniffさんを取り上げたいと思います。2009年にメークアップ・アーティスト兼アクターとして入社した彼女は、長年にわたりPittsburgh Renaissance Festivalにも出店していて、自作の仮装用マスク、テラリウム、ろうそくなどを売ってきました。そんなNicoleさんの仕事術を聞いてみました。

居住地:ペンシルベニア州ピッツバーグ

現在の職業:ScareHouseのデザインマネージャー

仕事の仕方を一言で言うと:躁病的

現在の携帯端末:iPhone 7

現在のPC: MacBook Pro

── まず、略歴と現在の仕事に至るまでの経緯を教えていただけますか?

私は芸術学校で特殊効果を勉強し、2008年に学士号を取得して、翌年ハロウィーン・シーズン用メークアップ・アーティスト兼アクターとしてScareHouseで働きはじめました。その翌年には3Dアトラクションの舞台アーティストとして採用され、結局何週間も黒い光の下でさまざまな不気味な色を長時間塗る仕事をすることになりました。以来、毎年舞台装置やアトラクションを作るプロジェクトを依頼されるようになり、今日にいたっています。

ここで仕事をはじめたころは、それほどホラー好きではありませんでしたが、ファンタジーの世界や没入感のある環境は以前から大好きで、デザイン・マネージャーを仕事にしているおかげで毎年いろいろな新しい世界を作ることができます。

── 「これがないと生きられない」というアプリ・ソフト・ツールは?

「プロジェクトの計画」「スケジューリング」「予算や時間のトラッキング」「買い物リスト」などなど、あらゆることにGoogle Docsを使っています。もはや、私のライフラインです。

あと、Amazonでは手に入らない舞台用小道具などを手に入れるのに『Letgo』『OfferUp』『Facebook Marketplace』などのアプリを見るのにかなり時間を使っています。こういうアプリのおかげで資材を仕入れるのがすごく楽になりました。以前は地元のリサイクルショップ、フリーマーケット、引っ越しの前に売られる不用品をあさっていました。それはそれで、とてもおもしろいですが、時間がかかりましたし、探しているものが見つからないとがっかりします。宅配便のUPSは、どれだけたくさん妙なものを我が家に配達しているか、見当もつかないでしょうね。

── 仕事場はどんな感じですか?

絶え間なく変化していて、2日と同じ状態にありません。「ツリーハウス」のオフィスにある私のデスクは、修理が必要なものやなくしたくない物の置き場とかしています。制作の季節にはほとんどの時間を床の上ですごしており、多くのプロジェクトに同時進行で取り組んだり、出来をチェックしたりしています。そのため、全てのリストを携帯電話で見られるのはとても大切です。ホームオフィスとワークショップのスペースもあって、クリエイティブなフェーズに入ると大いに活用しています。

── ハロウィン以外の季節はどんな仕事をしていますか?

「1年の残りの期間は何をしているの?」と質問する人がよくいますが、そういう人は毎年新しいアトラクションを作るのにどれほど時間がかかるか全然わかっていません。私たちは、毎年1万平方フィートのアトラクションを全く新しいものに変えています。10月はデザインも制作も全部終わっているので、1年のうちで1番忙しくないときです。11月から私たちのチームは、消費者のフィードバックの分析や新しいクリエイティブなアイデアのブレインストーミングをはじめます。私の場合は、冬場は古いセットを壊して新しいものを作るための予算や時間割を作り、春から9月までは、毎日ここで新しいセットと舞台で使うものの制作を監督しています。

── お気に入りの時間節約術やライフハックは何ですか?

時代遅れだとわかってはいますが、私は紙とペンとポストイットがあればいいタイプです。とても多くのことを同時進行させているので、頭に浮かんだことをすぐ書き出さないと、永久に忘れてしまいます。ポストイットに書けば、目につくところに置けますし、色もたくさんあって便利です。

── 愛用しているToDoリストマネージャーは何ですか?

Googleですべて管理しています。その年のマスタープロジェクトワークブックをGoogle Sheetで作り、毎日アップデートしています。我が社のマネジメントチームとシェアできますし、そこから日々のToDoリストを共有スペースにあるホワイトボードに移して、チームに作業をアサインしたり、済んだ作業を大きな赤いマーカーで消していく楽しみも共有できます。ToDoリストから済んだ項目を消していくことほど満足感を覚えることはありません。

── 日常のことで「これはほかの人よりうまい」ということは何ですか?

叫び声を上げることです。あはは。お化け屋敷で10年も働いたせいで恐怖に対して鈍感になっていると思われるかもしれませんが、少なくとも1日に1度はぞっとしますし、ときには、血も凍るような恐怖に叫び声をあげることもあります。一緒にいる人はみんな、おもしろがっています。

──仕事中は何を聞いていますか?

共有スペースに大きなブルートゥースのスピーカーがあって、みんなでかわりばんこに音楽を選んでいます。ラジオに関しては、私は古典的なロックが好きですが、90年代のポップスも仕事のときはいいですね。我が社のコスチューム・デザイナーが最近本物の犯罪に関するポッドキャスト(主に『My Favorite Murder』)を聞かせてくれました。そんなこともときどきあります。

あとは、ショー音楽ですね。『Hamilton』『Les Mis』『Phantom』『In the Heights』まだまだあります。でも、そのあたりは独りで仕事をするときのためにとっておくようにしています。

──今、何を読んでいますか? おすすめの本はありますか?

The Night Circus』が今のお気に入りの本で、今年の我が社のアトラクションの1つに大きな影響を与えました。『The Devil in the White City』もそうです。たいていはファンタジーやお化けに関する本にのめりこみます。人気のある『Harry Potter』、『LOTR』、『Rice and King』はもちろんですが、『Phillip Pullman』、『Tamora Pierce』、『Laurel K. Hamilton』は、私の「おすすめ」リストの上位を占めています。

──どのように充電していますか? 仕事のことを忘れたいときはどうしますか?

もちろん、恐怖映画です。ほとんど毎晩1本見ています。今は、私が脚本を書いた『Silence of the Lambs』を見ています。時間があるときは旅をするのが好きですが、これがなかなか厄介なことが多いです。私のボーイフレンドは写真家なので、空いた時間はすぐに何か冒険する予定が入ってしまいます。私のほうもWesleyという名前のとても手のかかるジャック・ラッセル・テリアを飼っています。Wesleyはいろいろないたずらができるのですが、本人が絶対に必要だと思うときしかやりません。彼も変装の名人なんです。

──仕事の合間に何をするのが好きですか?

クラフトです。私はモノづくりが大好きで、手作りのギフトやアートプロジェクトなど、いつも何か作っています。創造性のはけ口として、数年前に仮装用マスクを地元のルネッサンス・フェスティバルで売りはじめました。その後、作って売るものは何度も変わり、直近は、大豆ワックスのろうそくとテラリウムです。

──睡眠習慣はどのような感じですか? 夜型ですか、朝型ですか?

100%夜型です。1日の終わりに仕事を切り上げるのに苦労しています。特にとても生産的な日だったときは、ハイになってしまって全部仕上げてしまいたくなります。そのため、朝はかなり辛くなります。3個の目覚まし時計を5分間隔で鳴るようにセットしてありますが、さらにもう1個、自宅を出なければならない時間の10分前に鳴るようにセットしてあります。

それから、とても寛大なボーイフレンドもいます。私のチームのほとんどの人が同じような感じなので、制作の季節にはオフィスのスタート時間は緩くしてあります。そして、コーヒーを飲むまでは、何もはじまりません。

──今日あなたがされたのと同じ質問をしてみたい相手はいますか?

「ゴーストハンター調査員の」Amy Bruniさんです。

──これまでにもらったアドバイスの中でベストなものを教えてください

答えが「絶対的なYes」でなければ、「No」と言うべきだです。特に私のように忙しい人は、プロジェクトやコミットメントを取捨選択してもいいのです。

──他に何か読者に伝えたいことはありますか?

ScareHouseのような現代のお化け屋敷に対しては、まだまだ誤解が多いです。暗がりにゴムのマスクをかぶった子どもが隠れているだけだと思っている人が多いと思います。でも、あなたの地元のお化け屋敷のディスプレイにも、膨大な作業と創造性が費やされていることが多いのです。

私たちは、ハリウッド映画と同じぐらい見る人にインパクトを与えられるような新しいセット、キャラクター、特殊効果を年中制作しています。お化け屋敷は子どもだけのものではありません。ハロウィンに古き良き恐怖を感じたいすべての人のものなのです。

Image: Lifehacker US

Source:ScareHouse,Pittsburgh Renaissance Festival,Letgo,OfferUp,Facebook,My Favorite Murder, Amazon(1,2

Nick Douglas - Lifehacker US[原文

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