『甘い、ゆるい』からタイトル奪取へ...FC東京、長谷川健太新監督「ポテンシャルがあるクラブ」

『甘い、ゆるい』からタイトル奪取へ...FC東京、長谷川健太新監督「ポテンシャルがあるクラブ」

  • ゲキサカ
  • 更新日:2018/01/14
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FC東京は『甘い、ゆるい』と表現されている」(大金直樹社長)――。クラブ創設20周年を迎える2018シーズン、新たに就任した長谷川健太監督に期待されている役割は明白だ。14年にG大阪で“三冠”を成し遂げた52歳の新指揮官は、新体制発表会の壇上で「タイトルを取るために戦っていく」とはっきり宣言した。

“青赤”のマフラーを首から下げて登場した長谷川監督は、ときおり笑みを浮かべながら新天地でのスピーチに臨んだ。「準備はしていた」という質疑応答では、今季のテーマを『優勝への“○キュウ”』と表現。「欲求(ヨッキュウ)、追求(ツイキュウ)、探求(タンキュウ)をチーム全体に促していきたい」と意図を説明すると、「優勝して号泣(ゴウキュウ)したい」と締めくくった。

そんな“求める”姿勢には理由がある。チーム始動から4日間が経った段階での印象は「ポテンシャルがある」「才能ある選手がいる」というもの。しかし、ポジティブにも聞こえるこれらの言葉には、全て「なのに」という条件が付いた。会終了後の囲み取材では「開花しきれないということは、居心地が良いチームなのか分かりませんが……」と本音もこぼれた。

もっとも、そういったクラブの雰囲気は織り込み済みだ。「もっとおとなしいと思っていたが、意欲的にやってくれている。選手たちも『変わろう』という思いが非常に強い」と前向きに捉えると、「ガンバで三冠を獲った時はクラブ、サポーターの一体感があった。“風が吹いた”と思う」と経験を想起。「悔しさが『勝ちたい』と一つになった時に風が吹く。そのためには変わっていかないといけない」と意気込んでいる。

タイトル奪取を目標に掲げる今季は「50得点」という数値目標を設定した。新天地については「守備の強いチーム」という印象を持つが、昨季の37得点を「50点以上は取らないと優勝争いに絡んでいけない」と問題視。すでに豊富な攻撃陣を有しているため、「どんな組み合わせでやっていくか。似たような特長の選手はいないので、全ての特長を生かしていく」と自信ものぞかせた。

味の素スタジアムに集まるサポーターにも期待を寄せた。「ここはなかなか勝てていない場所ですが、そんなサポーターを味方にできるのは百人力というか一万人力」と存在の大きさを強調。「ルパン三世のテーマが印象に残っている」と名物チャントへの愛着も示していた。

「ここはポテンシャルがあって、可能性を持っているクラブ。タイトルを取るために戦っていきたいし、終盤にサポーターと喜び合えるようなシーズンにしていきたい」――。大阪のビッグクラブに歓喜をもたらした指揮官の挑戦が、首都・東京で始まる。

(取材・文 竹内達也)

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