自分を責めないで! ワーママが「マタハラ被害にあった時に持っていたいもの」6つ

自分を責めないで! ワーママが「マタハラ被害にあった時に持っていたいもの」6つ

  • ウレぴあ総研
  • 更新日:2017/12/07
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働くママにとっては、妊娠・出産はうれしいことであると同時に、マタハラ(マタニティーハラスメント)被害者になるきっかけにもなりえます。

自分だけ我慢をすれば、などと考えず、しっかりと対策を練っておきたいもの。マタハラNetにお話を伺いました。

働くママなら誰にでもひそむマタハラの影!

マタハラが「通常の働き方ができなくなった人へのハラスメント」という特徴を持つ以上、どんなに仕事ができても、どんなに明るい性格であっても、働くママであれば、マタハラを受ける可能性はゼロではありません。

任意団体としては2014年から、マタハラ被害者に寄り添い、問題解決のサポートを行ってきたマタハラNetの代表・宮下浩子さんと、マタハラ防止コンサルタント・宮田祐子さんお二人に、お話をうかがいました。

マタハラの今

2014年頃からマタニティーハラスメントという言葉が知られ始め、今では言葉自体の認知度はかなり高まりました。

それまでモヤモヤと存在していたマタハラに名前がついたおかげで、少しずつ、被害にあった女性が声をあげられるようになってきました。

また、今年の1月には男女雇用機会均等法および育児・介護休業法の改正により、マタハラに関する法律が改正されました。

社内にハラスメント対策部署を置く会社も増えています。

これで状況が改善されるといいのですが、マタハラNetの代表理事・宮下浩子さんは言います。

「まだまだ被害に遭っている女性はいます。中小企業だけでなく、ダイバーシティーに取り組んでいる大企業でさえも、末端の部署にはまだマタハラが違法だということが浸透していないんです」

あからさまな嫌がらせや言動、減給や異動といったことならわかりやすいですが、その他にも、さまざまな形でのマタハラはあり得ます。

たとえば、育休からの復帰で減給や降格などもマタハラに当たります。育休からの復帰は『原職』又は『原職相当職』への復帰が原則だからです。

マタハラ被害にあった時に持っていたいもの

1.マタハラ被害者である自覚

妊娠中や赤ちゃんを育てるという人生の中でも緊張感の高い時期に、ハラスメントを受けることは、相当なストレスです。

なのに、多くのママがすぐには自分が受けているのがマタハラとは思わず、時には「私が悪いのかな」と自分を責めてしまっています。

退職後に、マタハラNetにやりきれない想いをメールでぶつけてくる人も少なくないそうです。

退職してからでは遅いのですから、まず、マタハラ疑惑が生まれたら、これがマタハラかどうかしっかりと見極めることが必要でしょう。

「正しい知識を得ることが大事」だと宮下さん。

今は、ネットでいくらでも情報は出てきますし、参考になる書籍も出ています。

そして、最終的に信じるべきは、自分の感覚です。

2.冷静さ

マタハラ被害にあって、この世の終わりとばかり相手や自分を責めたりすることは、一時的にしてしまったとしても、解決には何の役にも立ちません。

いったん気持ちが落ち着いたら、まず、自分はどうしたいかを冷静に考えましょう。紙に書きだしてみるのもいいですね。

その上で、相談機関に行けば、かなり気持ちの整理がつくはず。

また、実際に交渉を始めることになったり、場合によっては訴訟に備えるために、会社側との会話は録音しておくようにしましょう。ICレコーダーは慎重に選びたいですね。

マタハラ防止セミナーの講師を務める宮田さんによると、ハラスメントを受けたら、必ず日付とメモを残すことが大事なのだそうです。

3.相談先

マタハラを受けている、という自覚が芽生えても、すぐにはどこに相談したらいいか、わからないかもしれません。

一般的に知られている労働に関する相談先は、労働局の雇用環境・均等部(旧雇用均等室)でしょう。

ほかにも、労働相談や女性のための窓口は多々ありますが、前知識がないと、相談先を探すだけで、負担を感じてしまいますよね。

また、相談したとしても、こちらの望むような対応をしてもらえない可能性もあります。一か所で心の折れるような対応をされても、あきらめずに相性のいい相談先を探してみてくださいね。

4.ビジョン

被害者である自分がビジョンを持つことで、相談される方も、具体的なサポートを提案しやすくなります。

自分は同じ職場で元通り働き続けたい、と思うか、円満に退職して別の生き方を選択したい、と思うかによって、取るべきアクションは変わってきますよね。

今後、自分はどうしたいか、まず、自分に聞いてみましょう。

もし仕事を続けたいのであれば、職場との交渉はなるべく第三者を通さずにすることが望ましいでしょう。「会社側も第三者が入ることで構えてしまいます」と宮下さん。

マタハラNetでは、社労士や弁護士とつなぐサポートの他に、会社と交渉する際のアドバイスも行っています。

もし退職を考えている場合は、自分に損にならない方法で退職するためにはどうしたらいいか考えます。場合によっては、専門家に頼る方がいいこともあるでしょう。

いずれにせよ、自分の人生です。

つねに自分はどうしたいかを大事にすることで、マタハラ被害にあったとしても、自分を失わないでいられるでしょう。

5.コミュニケーション

もともと一緒に働いてきた同僚や上司とは、ある程度は信頼関係が築けている人も多いですよね。

彼らの理解と協力によって、マタハラ被害から脱した人もいます。

マタハラを受けると、会社の人はすべて敵、となりがちですが、それは精神衛生上にも、問題解決のためにも、いいことはありません。

相手次第、コミュニケーション次第では、わかり合えるかもしれません。

時には相手の方の先回りした配慮が自分にとって不快に感じることもあります。

そういった場合にもつねに周りの方とのコミュニケーションは大事にしておきましょう。

6.心のケアの方法

実はこれがいちばん必要なことです。

たとえ訴訟で勝利して、自分の思う通りの結果になったとしても、マタハラされた記憶は残ります。

フラッシュバックという形で、何年も後になって襲ってくることも。

友人や家族以外に、気持ちに寄り添ってくれる仲間を持つことが、傷の癒しにつながります。

マタハラNetでは、定期的にカジュアルな体験者の集いを開催しているそうです。

体験者でないとわかりえない悔しさや悲しさを共有することで、自分はひとりじゃないと思える人は多くいます 。

代表の宮下さん自身がマタハラ被害にあったのはもう十数年前だそうですが、マタハラNetを始めた頃は、相談にくるママの話を聞きながら、自分の体験と重ねてよく涙していたそう。

「そうすることで、私も癒されていたのかもしれません」と宮下さんは語っていました。

マタハラNetは、運営陣のほとんどが元被害者女性であるから、公の相談機関に比べて、格段に敷居が低いという印象を受けました。

マタハラは働き方の違いに対するハラスメントです。人権問題、経済問題にもつながります。

会社との交渉時にはその点を強調できれば、双方にとってウィンウィンな提案ができるかもしれません。誰もが普通に働き続けることができるようにしておくのが、会社にとってもイメージアップにつながるからです。

負けないでくださいね!

【取材協力】
マタハラNet
日本における初のマタハラ被害者救済組織。安心して妊娠、出産、子育てしながら働き続けられる社会の実現を理念とする。
任意団体として設立した2014年より、マタハラに苦しむ女性達の救済を主な目的として活動をスタートした。SNSやブログによるマタハラ対策に関 する情報発信をすると同時に、被害者相談も開始。

(ハピママ*)

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