日本初就航のLCC、ノックスクートの成田~バンコク線に乗ってみた!

日本初就航のLCC、ノックスクートの成田~バンコク線に乗ってみた!

  • @DIME
  • 更新日:2018/06/23

■連載/鳥海高太朗のTRAVEL HACKS!

6月1日に成田空港に新しいLCCが乗り入れた。タイ・バンコクのドンムアン空港を拠点とするノックスクートがボーイング777-200型機を使って成田~バンコク(ドンムアン)線に就航したのだ。搭乗日やセールなどの販売時期によっても異なるが、片道2万円前後で購入できる日が多い。今回、6月1日の初便でバンコクへ向かうことにした。

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ノックスクートの成田~バンコク線はボーイング777-200型機で運航

スクートという航空会社は、LCC利用者なら聞いたことがある人も多いと思うが、成田から台北、バンコク、シンガポール(経由便)、関西から高雄、バンコク、シンガポール(直行便及び経由便)、更にはホノルル、また新千歳から台北、シンガポール(経由便)を運航しているが、ノックスクートはスクートのグループ会社であり、ノックスクート便もスクートのホームページからの予約が可能となっている。

スクートはシンガポール拠点でシンガポール航空が出資しているLCCであるのに対し、ノックスクートはバンコク拠点で、タイ国内線を中心に路線網を展開しているタイ国際航空も出資の短距離LCCノックエアが49%、シンガポールのスクートが49%出資している。2015年に初便を就航し、主に国際線中距離路線を中心に路線展開している。一時期、タイの航空会社に対して新規の乗り入れが制限されていた時期があったが、制限が解除されたことから日本路線就航の準備を進め、今回の就航に至った。

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6月1日の就航時には記念のセレモニーが開催された

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就航初便では搭乗者に記念品がプレゼントされた

毎日1往復ずつの運航で、成田を13時55分に出発しバンコクには18時25分に到着し、帰国便はバンコクを深夜2時20分に出発して成田に午前10時25分に到着する運航スケジュールになっている。既にスクートも成田~バンコク線にも就航していることから時間帯に応じて使い分けることが可能だ。

■ノックスクート、成田~バンコク線運航スケジュール

XW101便 成田13時55分発 バンコク(ドンムアン)18時25分着
XW102便 バンコク(ドンムアン)2時20分発 成田10時25分着

■スクート、成田~バンコク線運航スケジュール

TR869便 成田10時00分発 バンコク(ドンムアン)15時00分着
TR868便 バンコク(ドンムアン)0時45分発 成田8時50分着

成田空港でのチェックインカウンターは、JAL便などが発着する第2ターミナルとなっているので、JRや京成電鉄の空港第2ビル駅が使えるので便利だ。13時55分発ということで12時頃にチェックインカウンターに到着すれば問題ないので、朝も自宅をゆっくり出ることができる。チェックインカウンターでは、事前に座席指定料金を支払ってあれば、座席指定済みの席、座席指定料金を払っていなければその時点で空席がある席から指定された席の番号が入った搭乗券が渡される。荷物については、7キロ+3キロまでのノートパソコンが機内持込みが可能となっている。

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成田空港第2ターミナルのノックスクートのチェックインカウンター

13時15分頃には搭乗開始となり機内へ入り、ほぼ定刻にゲートを離れて14時10分にバンコクへ向けて離陸した。ノックスクートの成田~バンコク線は、ボーイング777-200型機で運航され、ビジネスクラス「スクートビズ」24席、エコノミークラス391席の合計415席となっている。「スクートビズ」は機内最前方に2-4-2の横8列の配列でレザーシートを採用しているのに対し、エコノミークラスは3-4-3の横10席で布のシートとなっている。機内Wi-Fiはなく、機内Wi-Fiを使いたいひとはボーイング787型機で運航されているスクート便を利用すれば有料にはなるが使うことができる。「スクートビズ」に限ってシート電源が搭載されている。

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鮮やかな黄色の制服を着た客室乗務員がお出迎え

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前方の3列(24席は)はビジネスクラス「スクートビズ」

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エコノミークラスは3-4-3の座席配列になっている

今回はエコノミークラスを利用したが、エコノミークラスは黄色と青色のシートに色分けされている。シート前方及び非常口近くの一部シートは黄色となっているが、黄色のシートは「ストレッチシート」「スーパーシート」と呼ばれる足下が広くなっており、青色のシートは「スタンダードシート」となっている。

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黄色のシートが足下が広くなっている

「ストレッチシート」はエコノミークラス最前列(21列目)及び扉の前(31列目)で前の人のリクライニングを気にする必要がなく、足元も最大限広くなっている。「スーパーシート」は通常の席に比べると足元が約30%広い。今回、往路便ではスーパーシートを利用したがフルサービスキャリアのエコノミークラスより若干広い感じでバンコクまでの約6時間のフライトも快適に過ごすことができ、ノートパソコンやiPadなどを広げて作業することも問題なかった。また、ノックスクートでは21~26列目までは「サイレントゾーン」となっており、到着後にビジネスクラス「スクートビズ」同様に最初に飛行機から降りることができる。

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最前列の「ストレッチシート」の足下はかなり広い

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通常のエコノミーよりも30%足下が広い「スーパーシート」がコスパ的にはベストだろう

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リクライニングも倒れるので夜行便でも安心

事前座席指定料金(片道)は、サイレントゾーンの「ストレッチシート」が4800円、通常エリアの「ストレッチシート」が3900円、サイレントゾーンの「スーパーシート」が3200円、通常エリアの「スーパーシート」が2600円、サイレントゾーンの「スタンダードシート」は1600円、通常エリアの「スタンダードシート」は1300円となる。おすすめはズバリ2600円のサイレントゾーン「スーパーシート」だ。特に往路便ではバンコク・ドンムアン空港の入国審査は時間帯によって大きく混雑することもあり、1時間近く待つことも珍しくない。筆者は早く飛行機から降りることができるサイレントゾーンだったこともあり10分程度で入国審査を終えることができた。預ける荷物で多少待ったとしても機内の後方座席に比べると30分~1時間程度、到着ロビーに出る時間に差が出るだろう。加えて、足元が広く、フルサービスキャリアに近いシートで快適に移動できるサイレントゾーンの「スーパーシート」がベストであると考える。また、iPadやノートパソコンを広げても特段に問題なかった。

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エコノミークラスの機内光景

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iPadやノートパソコンでの作業も問題なかった。機内Wi-Fiの設備はない

機内ではシートテレビなどの機内エンターテインメントの設備はないので、事前にスマートフォンやタブレットに動画をダウンロードして鑑賞している人や読書をしている人、睡眠をしている人など様々な過ごし方をしていた。また機内食は全て有料となっており、事前予約メニューと当日でも注文できるメニューがあり、ホットミールの事前予約は800円で、「テリヤキチキンライス」や「チキングリーンカレー」、「牛肉麺」などを注文することできる。

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テリヤキチキンライスなどのホットミールが有料で注文できる

また、いつでも出来るメニューでおすすめなのがカップラーメン。4種類のうち2種類が日清の「カップヌードル」、残り2種類がタイの「MAMA」となっている。全て100バーツ(約350円)となっており、また60バーツ(約210円)を追加すると薫製のゆで卵を追加することができる。注文すると客室乗務員がお湯を入れてくれるので3分待てば食べることができる。今回はカップヌードルのトムヤムシュリンプ味を食べたが、カップヌードルの慣れ親しんでいる味ということで美味しかった。更にメニューを見て気になったナタデココ入りマンゴープリンを80バーツ(約280円)で注文したが、南国らしい味で少し甘いものが欲しいときにおすすめの一品だ。支払は現金のみでタイバーツのほか、日本円でも可能。ただしお釣りはタイバーツとなる。

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事前予約なしで注文できるカップラーメンやマンゴープリン

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機内販売はカートで行われる。日本円でも支払いできるが、おつりはタイバーツになる

そうこうしているうちに現地時間18時22分(日本時間20時22分)にバンコク・ドンムアン空港に着陸し、到着ゲートが混み合った関係で飛行機から降りたのが18時48分になったが、機内前方席で預け荷物もなかったので19時5分には到着ロビーに出ることができ、すぐにタクシーでバンコク市内中心部のサイアムパラゴンへ移動し、高速道路を使って約30分後の19時40分頃に到着した。定刻に到着すれば、到着した日も早ければ20時過ぎ、遅くても21時過ぎくらいから初日の夕食をバンコクで楽しむことができる。

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成田から約6時間のフライトで、バンコクのドンムアン空港に到着した

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バンコク・ドンムアン空港の到着ロビー

後編では、帰国便の深夜便出発までの過ごし方、ドンムアン空港の活用方法、帰国便についてレポートする。

取材・文/鳥海高太朗

航空・旅行アナリスト、帝京大学航空宇宙工学科非常勤講師、ANA「What's up? ANA」社外編集者

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