お金の管理ができる子になる、おこづかい帳のつけさせ方

お金の管理ができる子になる、おこづかい帳のつけさせ方

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  • 更新日:2017/08/15

お金について子どもにどう教えたらいいのかと、子どもを持つ親なら一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

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これから将来のあるわが子には、上手にお金を使える大人になってほしいと思うもの。

私は、「つけるだけで貯まる家計簿の書き方」の書籍(『1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿』)を出版し、全国から家計やお金に関する相談メールをたくさんいただいたり、それに答えたりしているのですが、その利用者の90%以上が、お子さんをお持ちの主婦の方です。

実際に家計を預かっている主婦である自分でさえ、日々の家計をどうすればいいのか分からないのに、子どもをお金づかいの上手な大人に育てることができるのだろうかと思いますよね。

そのような、子どもにお金の使い方を教えたいけど具体的にどう教えればいいのか分からないという方にオススメしたいのが、「ちょっぴり工夫したおこづかい帳」です。

「おこづかい帳」の対象年齢は、大きな数を使った足し算引き算ができるようになり、1円、5円、10円といった硬貨の種類が分かり、周囲の流行などに合わせて、あれが欲しいこれが欲しいというようになる10歳前後からが望ましいと考えられます。ただし、実際には、10歳になったら始めるというのではなく、お子さんの興味や発達段階に合わせて使い始める時期は工夫してみましょう。

◆ちょっぴり工夫したおこづかい帳の作り方

1.おこづかいの額を決める

おこづかい帳を始める前に決めるのは、おこづかいの金額です。
おこづかいは、何歳で一体いくらが適正なのだろうかと思いますよね。
金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査」(2015年度調査)によると、1か月の子どものおこづかいは、小学生は500円(月に1回もらう場合)、中学生1,000円、高校生5,000円が最頻値(最も多く回答された値)となっています。

しかし、月に500円、1000円、5000円と、決まった金額を月に一度与えても、実際には、その金額で子供に関わる全ての支出はまかなえず、子どもは「自分の趣味費」「友達との交際費」だけにお金を使い、その他「ノートなどの学用品」「衣服」などの支出は、結局「親もち」ということになりがちです。

私は、子どもがこづかいでやりくりする範囲が「自分の趣味費」「友達との交際費」だけで、それ以外は「親もち」というスタイルでは、子どもに「お金の使い方」を教えるのは難しいと考えています。

そこでオススメしたいのが、「趣味費」「交際費」にプラスして「衣服費」までをこづかいとする方法です。
したがって、おこづかいの金額は、「自分の趣味費」「友達との交際費」「衣服費」を含めた金額とします。目安としては、小学校の高学年で月2,3000円程度で充分です。

2.おこづかい帳を用意する

用意するおこづかい帳は何でもOK。かわいいキャラクターがついていても、大きくても小さくても、自分で罫線を引くタイプでも、あらかじめ罫線の引いてある市販のおこづかい帳でもかまいません。子どもの好みに合わせて用意します。

3.費目を決める

おこづかい帳で管理する費目は、「趣味費・交際費」「衣服費」「残高」の3つ程度でOK。
ポイントは、「趣味費・交際費」には、つい膨らみがちな浪費を記入し、「衣服費」には、衣服費だけを記入していくことです。

●「趣味費・交際費」に記入するもの
まだ使っていないものがあるのに流行っているからなどの理由で購入したファンシー文具や雑貨、シール、手帳、友達と一緒に出掛けた時に購入したアイスクリームやジュース、ゲームセンターで買ったカードなどを記入します。
学校で必要な文房具などは「親もち」のままでOKです。こちらは浪費になりやすいので、月にいくらくらいまでにするといいね!などと目安となる予算を伝えてもいいでしょう。
面倒ならば、使った金額だけを書くだけでもかまいませんが、シール200円、アイスクリーム200円のように、簡単にでかまわないので、何にいくら使ったかを記入すると、あとから振り返りができます。

●「衣服費」に記入するもの
下着、靴、パジャマ、コートなどは、「親もち」のままでOK。その他の洋服などを記入します。
こちらも、面倒ならば、使った金額だけを書くだけでもかまいませんが、例えば、トップス2000円、パンツ2000円のように、簡単にでかまわないので、何にいくら使ったかを記入すると、あとから振り返りができます。

●「残高」に記入するもの
残高には、今のおこづかいの残金を記入します。

◆ちょっぴり工夫したおこづかい帳の効果

上記の方法でおこづかい帳をつけていくと、目に見えて「お金を管理する意識」が現れるようになります。
それは、浪費になりがちな「趣味費・交際費」が膨らんでしまうと、本来買いたいと思っている「衣服費」にお金がかけられないという現象が起こり始めるからです。特にオシャレに気を使い始める女子には効果があります。

ここで今流行りのスクイーズを大量買いしてしまったら、オシャレな服を買うためのおこづかいは残らない・・。それなら、スクイーズは1つ2つで我慢して、その分洋服に使えるお金を残そう・・などというお金の管理の基本脳が育ち始めるのです。
(※スクイーズとは、小中学生の間で流行している「ぷにゅ」とした触感とリアルな見た目がかわいいマスコットやキーホルダーのこと。スイーツ、ドーナツ、パンの形をしているものが多く見受けられます。)

オシャレに興味のない男子でしたら、衣服費の代わりに、その他自分の大切な趣味費を準備してもよいでしょう。
ポイントは、決まった金額の中で、「浪費」と「自分の大切なことに使うお金」を常に天秤にかけさせるようにすることです。
この2つが天秤にかけられるのであれば、衣服費だけに限らず、どのような費目を作ってもかまいません。

そして、買い物をしたら常にレシートをもらうクセをつけさせ、おこづかい帳をつけていない、残高が合わない場合は、次の月のおこづかいは渡さないというルールにします。

◆ちょっぴり工夫したおこづかい帳の注意点

子どもに衣服費までを含めた金額を渡すことで、子どもは買い物の幅が広がり、買い物の楽しみを覚える反面、何にお金をかけ、何にお金をかけないかという判断の訓練をすることも出来ます。

ただし、やはりまだ相手は子どもであることを忘れてはいけません。
何でも自由に買わせるのではなく、買い物をする時には必ず親がつきそい、モノの選び方、価値についてはつど一緒に考えながら買い物をするようにします。

なおかつ、初めのうちは全てをこづかいから買わせるのではなく、学校で必要な文具や、下着、靴、パジャマ、コートなど、一部は「親もち」のままからスタートしたほうがスムーズに進みます。

なぜなら、子どもはまだまだ子どもなので、自分の欲しいものや楽しいものにお金を使いたいという衝動があり、学校で必要な文具や下着や靴やパジャマなど、親からするとなくなったり、ボロボロになったら早く買い替えてほしいものを後回しにする傾向があるからです。

また、コートなど高額なものの場合は、「毎月ちょっとずつ貯めて買おう」というところまでの忍耐が、子どもには備わっていないこともあります。このようなものは「親もち」で準備するようにすると、本当はこっちを先に買ってほしいのに、自分の服を買う事ばかりしか考えないんだから!と親自身もイライラせずに進めることができます。

また、「安ければいい」「お金を使わないように節約する」というような思想は押し付けず、おこづかいは全額使い切りにして、「限られた金額の中でいかにお金を楽しく有意義に使うか」を意識させるようにしましょう。

このようにして、子どもに「ちょっぴり工夫したおこづかい帳」をつけさせるようにすると、子どもは小さいうちからお金に対する意識を高めることができます。

それと同時に、これは子どもにお金の使い方や管理の仕方を教える方法ですが、衣服費までを含めてこづかいをつけさせることで、バーゲンだからといって親が勝手に衣服を大量に購入するというような「親の子供服費の浪費グセ」を矯正する効果もあります。
親自身も、衣服費は子どもに出させると決めたら、勝手に子供服を買ってはいけないのです。

続かないようなら、おこづかい帳は時々休んでもかまいません。おこづかい帳を始めたからといって、すぐに子供の意識が変わることを求める必要もありません。気が向いた時に数ヶ月でも取り組むことを繰り返すことで、少しずつお金づかいが上手な大人になる訓練をさせたいものです。

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