ユニクロ「秋冬のマストバイ」4選。英国老舗ブランド風ジャケットは要注目

ユニクロ「秋冬のマストバイ」4選。英国老舗ブランド風ジャケットは要注目

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2020/09/16

―[メンズファッションバイヤーMB]―

メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第296回目をよろしくお願いします。

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メンズファッションバイヤーのMB。「『おしゃれに見える』にはちゃんと理由があるんです」が持論(撮影/難波雄史)

ユニクロが秋冬新作を大量発売しています! 今回はそこでマストバイアイテムを4つ厳選してご紹介。ちょっと気が早いアウター類などもありますが、意外とユニクロは在庫をシビアに見ていて完売も早い。早めに抑えておくのが吉ですよ!

◆★ワンマイルウェアの最高峰!

ニットフリースセット(長袖) 2990円(+税)

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ニットフリースセット(長袖)

リモートワークが一般的になり、ルームウェア需要が一気に高まった昨今、各社ルームウェアやワンマイルウェア(近所まで出かけられる部屋着)の開発に余念がありません。

ユニクロはまさにその筆頭。最近のユニクロのヒット作「ルームウェアセット」です。トップスとボトムスがセットで販売されているこちら、上下揃って2990円と格安ですが、着心地もシルエットも袖を通すと驚きです。

特にパンツの形は秀逸で、部屋着にしておくにはもったいないくらいきれい。ルームウェアの快適性を求めるなら当然、シルエットはゆったりサイズのほうがいいし、逆に外着としての美しさを求めるなら当然、細身のほうがそれっぽく見える。

消費者が求めるものは「外出着としても使える部屋着」なワケですが、快適性と美しさの両立はなかなか難しいのです。

◆外着としても対応できるほどデザイン性

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美しいシルエットと快適性を両立

しかし、このパンツは伸縮性を通常展開されているのスウェットパンツよりもグッと高めていて、しかも生地感も柔らかい。細身のシルエットで見た目は美しいのですが、着用時の快適性もきちんと担保されているのです。

トップスもややコンパクトなサイズ感。これにスニーカーでも合わせればコンビニどころか、近所の居酒屋くらいまでなら余裕で対応できるでしょう。

外着としても使える部屋着「ワンマイルウェア」はどのブランドも提案していますが、実際外着としてちゃんと使えるものは少ないし、また外着として使えるものだと部屋着として窮屈なものが多い。ユニクロはこの難しい両立を素材開発でうまく乗り切りました。

現存するワンマイルウェアの中ではコスパ含め、こちらがピカイチだと私は思ってます。

◆★憧れのバブアーをここから始めよう!

ハンティングジャケット 5990円(+税)

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ハンティングジャケット

バブアーです(笑)。

英国老舗バブアーのジャケットをモチーフにしたユニクロのハンティングジャケット。しかしながら単なるコピー商品ではなくきちんと作り込んでいます。

襟のコーデュロイ切り替えや、裏地はチェック柄など定番のディティールも継承しており、雰囲気はまさにバブアー。スナップボタンも色展開に合わせてカラーマッチ(カーキのボディにはカーキのボタン、ブラウンのボディにはブラウンのボタン)させるなど、手の込んだ作りになってます。

◆他ブランドなら1万円を超えるクオリティ

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重量感のある素材で安っぽさは皆無

また、バブアーといえばオイルドコットンですが、こちらはオイルドではなく撥水性の高い合繊を使ったもの。ただ、ペラっとした安っぽいものでなく、重厚感のある素材になっており、とてもユニクロには見えない。これを5990円で出せるのはガチですごい。

切り替えや素材のこだわり、ディティールの細かさを見る限り、他ブランドならどう考えても1万円は切れないアイテムです。憧れのバブアー、ほしいけど買えない……という人はまずこちらから入門してみてはどうでしょう。気に入ったら、バブアーに挑戦してみればいいわけでね。

◆★12月まで使える今年っぽいGジャン

デニムジャケット 3990円(+税)

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デニムジャケット

デニムといえばユニクロの十八番ですが、今回のGジャンもかなりいい感じ。いつもはリーバイスの3rdあたりをモデルにしていますが、今回は2ndデザインを採用しています。Gジャンは元ネタであるリーバイスによっていくつかのモデルに分類されているのです。

2ndタイプGジャンの特徴はダブルポケットやタックなど装飾パーツが多いことと、やや身幅が広いビッグサイズ。昨今のファッショントレンドは無地シンプルなデザインから、少しずつ装飾性のあるものにシフトしています。

GUCCIがいつの間にかごちゃごちゃしたデザインになっているように、街のセレクトショップにいくと妙に柄や色物が増えているように、少しずつシンプル志向から装飾志向に変わりつつあります。

その中でユニクロもシンプルな定番モデルである3rdから、ごちゃついたデザインを含む2ndに今年は変更しました。

◆素材感も加工もブランド品顔負けの本格派

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インナーを工夫すれば、長いシーズン利用可

さらにGジャンは秋冬だとすぐに着ることができなくなるもの。薄手の素材なので10月あたりから着はじめて11月くらいにはもうお役御免になるほど、防寒生は低い。そこで、身幅の広い2ndモデルにすることで中にインナーダウンや厚手のニットなどを入れる余白を作ったわけですね。

このタイプなら12月頃までインナーを入れて使えるので、3990円の元は取れそう。素材の風合いもさすがユニクロ、高級デニムブランド並の本格加工です。

◆★サイズ感を一新! 生まれ変わったユニクロの名作マフラー

カシミヤマフラー(チェック) 4990円(+税)

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カシミヤマフラー(チェック)

カシミヤマフラーの新作。毎年、出ているカシミヤマフラーですが、ユニクロは安いけどサイズ感が微妙でした。カシミヤってファッション業界以外の方が思うよりはるかに高い。ユニクロが1万円以下で出しているから勘違いしがちですが、本来4990円などで買えるものじゃありません。

検索するとこれより安いカシミヤマフラーも出てくるでしょうが、残念ながらカシミヤ製品は偽物が横行しており、生産量の数倍流通しているともいわれています。

真面目にカシミヤ製品を作ろうとすると「数千円」で収まることは少なく、どうしても万単位になってしまう。ところが、ユニクロは企業努力で数千円に収めているわけですが……やはり例年、ユニクロのカシミヤマフラーは薄手で面積が小さく、ボリューム感が足りなかった。これ以上の生地を使うと割に合わないんでしょうね。

◆発色も飛躍的にアップデート

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ダークカラー中心になりがちな秋冬服のアクセントになる鮮やかな色合い

ところが、今年はサイズ感を一新。大きめに変えてくれました。今までは「レディス用なんじゃないの?」と思えるくらいの小さいサイズ感でしたが、今年のモデルはかなり大きめでメンズも十分使える。

しかも、チェック柄の色みがリニューアルされて、まるで英国ジョンストンズのようなきれいな発色になりました。ネイビースーツなどの差し色に使える冬のキラーアイテム。首元の目立つ位置に高級感あるカシミヤがくると、格安スーツでも高見えしますよ。4990円の元は絶対取れる名作です。

以上、ユニクロの新作マストバイ4選でした。今年もいいもの出してますねー。

―[メンズファッションバイヤーMB]―

【MB】

ファッションバイヤー。最新刊『最速でおしゃれに見せる方法』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』ほか関連書籍が累計100万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超!

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