
稲垣吾郎主演映画「正欲」
俳優の稲垣吾郎(49)が主演する映画「正欲」(11月10日公開)の主題歌にVaundy(バウンディ=23)が起用されたことが19日、分かった。
同映画は小説家の朝井リョウ氏同名小説が原作。家庭環境、性的指向、容姿など様々に異なった〝選べない〟背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的な内容となっている。
VaundyはSNSを通じて若者を中心に大ブレーク。2022年末にはNHK紅白歌合戦に初出場した。同映画の主題歌には未発表楽曲である「呼吸のように」(SDR)を提供。まるで映画のために書き下ろしたかのような作品だという。
主題歌を担当することにVaundyは「自由でいることの窮屈さや、共鳴を求めてしまう心の寂しさが描かれているこの映画ですが、必ずしも共感をしなくてもいい、できないのもいいのかもしれない、と僕は感じました。生きるということは息を吸うということ。少しでも長く君と同じ空気を吸っていたいのさ、というシンプルな想いをこの曲にこめています。自分の中に溶けていくような音楽になるよう心がけたので、映画館で最後まで浸ってもらえたら嬉しいです」とコメント。映画の本ビジュアルも公開された。
同作で稲垣が演じるのは横浜検察庁に務める検察官で、妻と子を養う寺井啓喜(てらいひろき)役。稲垣をタッグを組む女優・新垣結衣は広島のショッピングモールで契約社員として働きながらも、世間との断絶を望む桐生夏月(きりゅうなつき)役を演じる。
東スポWEB