
アメリカの政治学者イアン・ブレマー氏が日本について「先進国全体の協調を必要とする政策展開の方法を知っている」と述べ、国際社会で果たす役割に期待を寄せた。
「アメリカは今、先進国全体の協調を必要とするような政策を展開していますが、日本人は基本的にその方法を知っています。だから、日本にとって地政学的なチャンスはかつてないほど大きなものだと思います。かつてないことです」(イアン・ブレマー氏)
24日、ニューヨークで講演を行った政治学者のイアン・ブレマー氏は日本が果たす役割について問われ答えた。「公に指導的な役割を果たすというよりも、政策を実行に移す際に」として、単独主義が目立つ現在の国際社会において、今年のG7議長国も務める日本のリーダーシップに期待を寄せた。
イアン・ブレマー氏が率いる調査会社は年初に「ことしのリスク」を発表し、「ならず者国家ロシア」と「習主席への権力集中」をトップ2に挙げている。(ANNニュース)