宇宙での食糧生産を競うコンテスト、NASAが開催--長期有人飛行に不可欠

宇宙での食糧生産を競うコンテスト、NASAが開催--長期有人飛行に不可欠

  • UchuBiz
  • 更新日:2023/05/26

米航空宇宙局(NASA)とカナダ宇宙庁(CSA)は米国時間5月19日、宇宙での食糧の生産技術を競うコンテスト「Deep Space Food Challenge」の第2ステージの勝者を発表した。

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出典:NASA

Deep Space Food Challengeは、長期間の宇宙航行中において必須となる食料生産技術の開発が目標だ。また、地球上の食糧不足を解決することも期待されている。

勝者として選ばれた8チームのうち、3チームは食品の製造方法、2チームは成長システム、残りの3チームはそれらの組み合わせやバイオカルチャーシステムのものだった。これらには昆虫やキノコの育成、あるいは宇宙飛行士が吐き出す二酸化炭素を利用した酵母の育成システムなどが含まれる。

勝者となった8チームは、今後第3ステージへと進み、最大150万ドル(約2億1000万円)を獲得するチャンスを得る。第3ステージでは、開発した技術を用い、実際に食糧を繰り返し生産できることを証明する必要がある。

塚本直樹

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