
26日、鳥取市の温泉施設で国の基準値を超えるレジオネラ菌が発生したと、所有する鳥取市が発表しました。施設は当面の間休館するということです。
国の基準値を超えるレジオネラ菌の発生が確認されたのは、鳥取市鹿野町の「温泉館ホットピア鹿野」です。
市によりますと5月19日、施設を利用した人が体調不良を訴え、医療機関を受診したところレジオネラ菌が検出されたため、翌20日から施設を休館としました。
その後の検査で、国の基準値を若干上回るレジオネラ菌が検出されたということですが、利用者から検出された菌との関連は確認できなかったということです。
施設では毎日、温泉水の交換と清掃、消毒を行っていましたが、浴槽の温泉水の一部で、滅菌のための塩素濃度が低かったということで、市は施設運営を委託している管理者に対して改善指導を行ったといいうことです。
今後、管理者の業務体制の見直しなどを行い、基準値を下回ることが確認されれば施設の営業を再開する予定だということです。