
全開区間の多い超高速サーキットで行なわれるF1サウジアラビアGP。これまで各チームは低ダウンフォース、低ドラッグ(空気抵抗)のパッケージとするために専用のリヤウイングを持ち込んできていた。しかし昨今のコスト制限も相まって、レース毎にパーツを新造することなく、パフォーマンスを向上させる方法をそれぞれが模索するようになった。
例えばメルセデスは開幕戦バーレーンGPと同じ仕様のリヤウイングを持ち込んでいるが、ジェッダのコース特性に適応するために翼端板の上端後部をカットする(写真矢印)などの改良を加えている。これは交換可能なパネルを使用したエンドプレートだからこそ実現できることだ。
Matt Somerfield