
路上ライブで歌う店長、ステージの夢再び 中国貴州省
【新華社貴陽11月21日】中国貴州省貴陽市では7月以降、60以上の路上ライブが開かれた。いずれも非営利で入場無料、出演者への報酬はなく、至近距離で演奏を楽しめるようにするとの理念を掲げており、徐々に大衆文化として浸透している。
バンド「N次方」でボーカルを担当する姜珊(きょう・さん)さんは、路上ライブでステージへの意欲が再燃した。歌が好きで、16歳で家を出てからずっと歌い続けてきた。音楽の夢を諦めて7年前に故郷の貴陽に戻り、母親と一緒に過ごしたいという思いから鶏肉唐辛子炒めの店を開いていたが、路上ライブを見て心が動いた。
姜さんは、路上ライブが音楽好きな若者たちに集まる機会を提供し、街に多くの活力をもたらしたと語った。(記者/呉斯洋、楊欣)