
お笑いコンビ「TKO」の木下隆行(51)が25日、YouTubeチャンネルで事務所退所の引き金となった“ペットボトル事件”の被害者でお笑い芸人・オジンオズボーン篠宮(40)をゲストに招き、“事件”以来初めて対談した。
“事件”は2019年にぼっ発。事務所の先輩の結婚祝いパーティーが開かれ、木下が幹事を担当。出席者から集めた食事代について篠宮がお笑いライブでネタにし、いじられた木下が怒りにまかせて楽屋でペットボトルを篠宮に投げつけた。これが「パワハラだ」と批判を浴び、木下が20年に事務所を退所するきっかけとなった。
動画では、木下が「篠宮よ、この日が来たな」と切り出すと、篠宮は「来ましたね。来ないと思っていました僕は。もう木下さんと会うことはないと。木下さんのYouTubeに出ることは絶対ないと思っていました」と前振り。篠宮によると、木下が事務所を退所する時は「表面上、ざまあみろと思っていた」が、昨年7月に相方の木本武宏(52)に高額投資トラブルが発覚したことで心境に変化が。「人間って不思議なもので、つっかえていた物が1個取れると、もう全然オッケーみたいな…」と説明。「あれを聞いた時、『マジか?』って。これでTKOさんが見られなくなる…僕はTKOさんがなくなることを望んでいたんじゃない。そう思ったら今までの木下さんへのムカついていた気持ちが一気にブワ〜ってなくなったんですよ」と明かした。
それまで木下は篠宮に会って謝罪したいと芸人仲間を通じて意志を伝えていたものの実現しないままだったが、木本の騒動があった後、篠宮から連絡があったことを明かした。「長文のLINEをくれてな。篠宮から『木下さんと木本さんがこう終わってしまうことを望んでるんじゃない。僕、微力ですけど、力になれることがあれば』って。忘れもしない」としんみり回想。一方、篠宮は「たどっていくと若手時代の僕らがお笑いのイロハを教えてもらったところのTKOさんの割合がデカかったから、そういうことになったと思います」と“事件”を許すことになった経緯を自分で分析していた。
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