本命、現る。Polarからランニングを次のレベルに引き上げてくれる最強ガジェット「Vantage V2」出た!

本命、現る。Polarからランニングを次のレベルに引き上げてくれる最強ガジェット「Vantage V2」出た!

  • ギズモード・ジャパン
  • 更新日:2020/10/16
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Image: Polar Electro Japan

腕につけられるのは一本だけだから、価値あるスマートウォッチを選びたい。

新しいApple Watchが出たり、Amazonプライムデーセールで一世代前のGarminが格安で売り出されたりと、いろいろ誘惑の多い秋ですね。

そんなところに、今度はフィンランドのスポーツガジェットメーカー・Polar(ポラール)から新しいフラッグシップモデル「Polar Vantage V2」がお目見えしました。

強引にまとめてしまうと、Polar Vantage V2はプロスポーツ選手ならもちろんのこと、スポーツを通じて人生の質を高めたいと思っている人すべてにとって唯一無二の価値がありそうなウォッチ。ランニング中の脚力をワット数で表示したり、これだけ精密な心拍数と心拍変動を計測できるウェアラブルデバイスはほかにはないんじゃないかと思います。

これをスマウォと呼ぶなかれ

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Image: Polar Electro Japan

Polar Vantage V2は「スマートウォッチ」ではありません。

これは時間を知るために身につけるものではなく、自分を知るために身につけるもの。時間はせいぜい自分の力を試すためのパラメーターのひとつ、というぐらいの位置づけでしょう(もちろん時間と日付表示・ スヌーズ機能付きアラームぐらいはついてますけど)。

以下、Polar Vantage V2がどんな計測をしてくれるのかを個人的な趣向に沿ってかいつまんでご説明しますね。

走りを数値化する

もともとPolar Electro社は世界で初めてトレーニング用心拍計モニター装置を開発した心拍トレーニングのスペシャリストなので、心拍数計測の正確さには定評があるようです。

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Image: Polar Electro Japan

Vantage V2にはこれまででもっとも精度の高い「Polar Precision Prime」センサーが搭載されており、3色のLEDを計10個使用することで手首の毛細血管の状態をより正確に把握して心拍数を測るのだとか。

さらに、新機能としてランニング中に脚力をワット数で表示してくれる「ランニングパワー計測」が可能に。走りながらリアルタイムでランニングパワーを知ることで、走っている状態を客観的に捉え、よりパワーを出せるフォームを研究できそうです。

いずれトレーニングを続けていくうちに同じパワーでも心拍数が低くなっていけば、自分自身の成長を感じられてめっちゃ励みになりそうですね。

知ることはパワーだ

Polar Vantage V2のもうひとつのコアな新機能は、自分の今持っている力がどれぐらいなのかを可視化してくれる「ランニングパフォーマンステスト」です。

時計画面に示されるがままに徐々にランニングスピードを上げてビルドアップ走を行い、最大有酸素スピード(MAS)、最大有酸素パワー(MAP)、最大酸素摂取量(VO2max)を計測するというもの。テスト結果によって、心拍ゾーン、スピード、パワーゾーンが最適化され、より現状の能力にあったトレーニングを行うことができるそうです。

Polar Electro Japan社の新製品発表会では、プロトレイルランナーの宮崎 喜美乃さんがランニングパフォーマンステストの正確さを説明する上でふたつの表を見せてくれました。

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Image: Polar Electro Japan

上はPolar Vantage V2で計測したもの、下はランニングマシンを使って屋内の研究所で計測した最大酸素摂取量のグラフです。大差がないってことは、それだけVantage V2の計測は信頼性が高い証拠なんだそうです。

さらにVantage V2には「サイクルパフォーマンステスト」も搭載されているので、ガチなサイクリストが1時間を全力で走り切った時に出せる平均パワー(FTP)とVO2max、パワーウェイトレイシオ(W/kg)も計測可能とのこと(ただし別売りのパワーメーターが必要)。

初級からレベルアップしたい人に

コロナ禍で走り始めてハマった人、週3回以上ランに出てる人は、Polar Vantage V2をうまく使いこなせばもっと速く、もっと遠くまで走れるようになりそう。

レース当日の日程と距離を登録するだけでVantage V2が今までのトレーニング実績や最近の運動量に基づいたランニングプログラムを作成してくれるので、プログラム内容の通りに設定された距離や心拍ゾーンに合わせたトレーニングを行えばいいだけ。ただやみくもに走るだけでは得られないレベルアップ効果が期待できます。

ラン上級者には当たり前のことかもしれないですが、ランニング以外にもストレッチや体幹トレーニングの指導もしてくれるとのこと。初心者にはそういう知識もないのですよ(少なくともわたしは)。

睡眠負債の実態を知る

睡眠時の自律神経系をモニターしてくれる「Nightly Recharge」は新しくはないものの、睡眠の質を高める上ですごく重要な機能ですね。

「Sleep Plus Stages」と合わせて前日の身体・メンタルの疲れの回復具合を6段階で評価してくれるそうで、先述の宮崎さんによれば、お酒を飲むと寝ても疲れが回復しないことが如実に数値化されるそうです。

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Image: Polar Electro Japan

確かに、お酒を飲んだ(左側)のと飲まない(右側)のとで、自律神経ステータスがぜんぜん違いますね…。

ワインを飲んだ翌朝はなんとなく身体がダルい、とおぼろげな感覚として把握していたことが、こうもあからさまに数字になっちゃうとさすがに無意味な晩酌を諦める決心がつきそうです。

適切なエネルギー補給量を知る

初級ランナーにとってひとつの壁となるのが距離。10キロ以上走るとなると、それなりに水分補給や補食の必要性も出てくると思います。

「FuelWise」機能は、トレーニング中の心拍数の状況に応じて適切なタイミングでエネルギー補給を促してくれるというもの。いずれ、長距離ランに挑戦する時のために有用ではないでしょうか。

ゴリゴリの耐久性

女性目線から見た「スマウォかわいくない問題」というのがあります。

スマウォってそもそもデカい、そしてデザインがゴツい。ずっと身につけているものだからこそ、服装との馴染み具合いとか、色合いだとか、いろいろ問題はあります。

Polar Vantage V2も直径47mmと決して小さくないですし、色は真っ黒、暗めのグリーン、もしくはベゼルがシルバーでいくらか明るさのあるグレー・ライムしか選択肢がなく、どちらかといえばやはり男性寄りのデザインになってしまっています。

ただ、歴代のPolar社製品と比べてみるとVantage V2はかなりスマートになっているんじゃないかなと個人的には思いますし、ふつうの腕時計より多少はゴツめなデザインでも「計測機」なんだと思って割り切ってしまえばいいんじゃないかな、とも思います。

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Image: Polar Electro Japan

運動と健康に関する情報の表示に特化したガジェットという視点で見れば、ディスプレイはGorillaガラス、100m防水仕様で、耐久性はミルスペック(米国の装備品の耐久性能に関する規格)を準拠していて頼もしい限りです。

リストバンドを含めた重さは52gで、前の機種と比べると軽量に。常時点灯のカラータッチディスプレイは見やすそうで操作しやすそうですし、Polar m400/m430世代のいかつい四角形から比べると丸いかたちが洗練された印象です。

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Image: Polar Electro Japan

あと、使っているとどうしてもリストバンドの裏が汚れてきてしまうので、バンドを取り替えられるようになっているのはありがたい仕様ですね。そうそう、腕が細い人のためのSサイズ用ハーフベルト(1,680円、別売り)もあるそうです。

また、バッテリーが長持ちするのはPolar社製品のすごくいいところ。実際以前別のモデルを使っていた感想から言って、つけっぱなしでもまず毎日充電する必要はないです。

買っちゃうかも!

思えばこの半年間、体重を落としたいが一心に走り続けてきました。長期的なプランもないままに、今日はどこそこで何キロ走る、ただそれだけ。それでも持久力はそこそこついてきたんですが、最近では何キロ走ってもペースが頭打ちでした。

だから、自分の走りを科学的に分析したら、苦しさから解放されてもっとかろやかに動けるのかな、なんて思い始めていた矢先のPolar Vantage V2はめちゃくちゃ魅力的です。

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Image: Polar Electro Japan

お値段は決して気まぐれでは買えない69,800円(税別)、または胸ストラップ型心拍センサー「Polar H10」とのセットで75,800円(税別)。発売日の11月5日までひたすら悩むことになりそうです。

ただ、年に一度の健康診断だけでは見逃してしまうかもしれない体の微細な変化にもPolar Vantage V2が気づかせてくれる利便性を思えば、自分自身への投資としては妥当なお値段なのでしょうか。

山田ちとら

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