比大統領、米に配慮? ペロシ氏訪台が「緊張を高めたとは思わない」

比大統領、米に配慮? ペロシ氏訪台が「緊張を高めたとは思わない」

  • 朝日新聞デジタル
  • 更新日:2022/08/06
No image

"フィリピンの首都マニラで2022年8月6日、同国のマルコス大統領(左)とブリンケン米国務長官が会談した=ロイター"

フィリピンのマルコス大統領は6日、東南アジアを歴訪中のブリンケン米国務長官とマニラで会談し、台湾問題やロシアのウクライナ侵攻を念頭に「あらゆる変化に向きあい、両国関係を発展させたい」と語った。バイデン米政権の閣僚がマルコス氏に対面するのは今回が初めて。

ペロシ氏訪台、止められなかったバイデン氏 米中の「火種」も覚悟か

6月末に就任したマルコス氏に対し、米中両国は早期の訪問を促してきた。フィリピンをめぐって両国の綱引きが強まっている。

フィリピン大統領府によると、ペロシ米下院議長の台湾訪問をきっかけに中国が台湾周辺で軍事演習を実施したことについて、マルコス氏は会談で、「台湾訪問が緊張を高めたとは思わない。両国の対立がいかに激しいものかを示した」と述べ、米国側の主張に理解を示した。

これに対して、ブリンケン氏は「我々の強固な同盟をますます強固にしていけると信じている。我々には相互防衛条約があり、共通の困難に共に対応していく」と答えた。

米国とフィリピンは同盟国だが、経済協力の見返りとして中国に融和的な姿勢を取ったドゥテルテ前政権下では両国関係が冷え込んだ。選挙戦でドゥテルテ路線の踏襲を掲げたため、マルコス氏も当初は親中的な立場を維持するとみられた。しかし、当選後には中国と対立する南シナ海問題について「領有権が踏みにじられることは1ミリたりとも許さない」と述べるなど、中国に厳しい姿勢も見せている。(プノンペン=宋光祐)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加