天気が回復した三重県の上空に「レンズ雲」が出現

天気が回復した三重県の上空に「レンズ雲」が出現

  • ウェザーニュース
  • 更新日:2023/03/18
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2023/03/18 18:11 ウェザーニュース

低気圧や前線が去って天気が回復した三重県の上空には、「レンズ雲」と呼ばれる雲が出現しています。上空の風が強い場合に発生しやすい雲です。

UFOのようにも見える

「レンズ雲」は上空の風が強いときに現れ、見た目にはその場に留まって浮かんでいるように見えるのが特徴です。レンズ状の形をしていることから「レンズ雲」と呼ばれ、上空の風が強く、空気がある程度湿っている時に現れます。

上空の強い風が山にぶつかると、山を越えた風が波打つように流れます。上空の空気が湿っているとき、この風が波打つ波頭の所で雲が発生。見た目にはその場に留まっているように見えますが、実際には同じ場所で発生と消滅を繰り返しているのです。

尾鷲市のウィンドプロファイラーでは上空2,000m~3,000m付近で約20m/s前後の西風を観測しており、この風が滋賀県境の山々にぶつかって「レンズ雲」が発生したと考えられます。

青空にポッカリと浮かぶUFOのようにも見える不思議な雲です。

今夜から明日19日(日)にかけて上空の風は次第に弱まり、高気圧に覆われます。明日は全国的に晴れて気温も上昇、お出かけ日和になる予想です。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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