「麺とスープだけ」は漆黒マー油入りの衝撃! メーカーの本気がスゴいカップ麺3選

「麺とスープだけ」は漆黒マー油入りの衝撃! メーカーの本気がスゴいカップ麺3選

  • 日刊サイゾー
  • 更新日:2022/01/15
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カップ麺界では、ラーメン店の味を再現した名店再現系が人気ジャンルのひとつです。人気店の名を冠したカップ麺を見かけると飛びついてしまうという方も多いのではないでしょうか。

しかし、本格派カップ麺の選択肢は名店再現系だけではありません。東洋水産「正麺カップ」や、日清食品「ラ王」をはじめ、名店再現系に負けない本格派カップ麺が各社から登場しています。

今回は、名店再現系に負けない! 本格派のノンフライカップ麺を3つご紹介します。

「漆黒マー油」が香ばしい!  明星食品「麺とスープだけ 漆黒マー油豚骨ラーメン」

まずは、明星食品から発売された「麺とスープだけ 漆黒マー油豚骨ラーメン」230円(税別)。具を入れずに麺とスープに全力投球する「麺とスープだけ」シリーズの第2弾です。第1弾商品では、スープに全集中するあまりカップ麺では前代未聞の「だしパック」を使った「麺とスープだけ 黄金鶏油中華そば」という商品が出ていました(こちら)。

今回の商品では、「漆黒マー油」を大きな売りになっています。一般的に使われる「黒マー油」ではなく、「漆黒」というところが強調ポイントと思われます。ただ、第1弾の「だしパック」が強烈なインパクトだったので、少々のことでは驚かないくらいハードルが高くなっています。

そして、パッケージに書かれているエヴァのフォントみたいな文字列には、「国産黒豚」「バリカタ」などと並んでおり、売りが「漆黒マー油」だけではないことを示唆しています。一方で、「粉末スープ」とか「ポークエキス」とか、これは文字大きくする必要ある? というものも見られます。

完成すると、まずそのビジュアルに驚きます。スープ表面を覆う「漆黒マー油」と白い極細麺のコントラスト。芸術的というか絵画的というか、もしくはパッケージのエヴァ風デザインと同じく厨二風というか。

漆黒マー油に隠れて見えにくいですが、豚骨スープはとてもクリーミーで、掛け値なく牛乳のような甘さがあります。豚骨臭があるわけではありませんが、この甘さはちょっとクセになってしまうかもしれません。

「漆黒ラー油」は、一般的な黒マー油に比べて黒いわけではなさそうですが、おそらく量が多いために「漆黒」なのだろうと思われます。たくさん入った「漆黒マー油」は焦がしニンニクの香りと苦味が強めで、豚骨スープの甘さとコントラストになっており、ほろ苦くて甘い大人の味。

ちょっと甘めのコーヒーと似ているような似ていないような、ラーメンなのにオシャレなカフェ気分。黒と白の対比、甘みと苦味の対比が面白いスープです。

合わせる麺は、極細ストレートのノンフライ麺。硬めのバリカタ食感でありつつ、表面に生麺らしい粉っぽさも感じられる本格的な麺です。豚骨ラーメンの極細麺をカップ麺で作らせたら、明星食品さんの右に出るものはないと感じています。

スープと麺がこれだけ良くできていれば、具がないことなど些細なことに映ってしまいます。白と黒のコントラストは味も見栄えも楽しめる一杯でした。

続いては、東洋水産の「正麺カップ 濃厚もやし辛味噌」270円(税別)。大ヒット袋麺「正麺」から派生した、まるで生麺のような麺が売りのカップ麺シリーズ「正麺カップ」の限定商品です。

「正麺カップ」では、レギュラー商品で「香味まろ味噌」という商品がありますが、同じ味噌味でも今回の商品の方が定価は45円も高く、力が入っていることをうかがわせます。

今回の「正麺カップ」の大きな売りは、レトルトの「もやし調理品」。同じ東洋水産の大人気定番商品である「でかまる バリシャキ!もやし味噌」に入っているものとまったく同じレトルト品が入っています。

このレトルトもやしは東洋水産さんの特長で、「日刊サイゾー」でいうところのジャニーズ記事のようなキラーコンテンツ。看板シリーズである「正麺カップ」との合体は、強者連合という意味合いを持ちます。

豚骨ベースの味噌味のスープ。太く効かせた豚骨や豚脂による豚の旨みとともに、すりごまのマイルドな味が感じられ、重厚な味ながらアクのない品の良さを併せ持っています。「正麺カップ」レギュラー商品の味噌味よりも、今回の方がスープの味に厚みがありました。

唐辛子やラー油によってスープが赤く染まっており、ピリ辛以上、中辛程度の辛さがあります。主役になるほどの辛味ではないものの、スープの輪郭をくっきりさせていました。ラー油は香ばしく、ニンニクやすりごまとともに、スープの味に深みを加えています。

「正麺カップ」は生麺食感の麺が大きな特徴ですが、今回もいつもと同じくつるみと弾力が特徴の多加水麺食感のノンフライ麺が使用されています。いつもより高額な商品ですが、麺はいつもの「正麺」と質も量も同じのようです。

具はレトルトのもやしとニンジン、そしてひき肉とねぎが入っています。もやしとニンジンはさすがの存在感で、重厚なスープや本格食感の麺に負けていません。スープ、麺、かやくと三拍子揃っており、高額な価格設定に十分見合っていました。高額でも、文句のつけどころがないおいしい一杯です。

3つめは、明星食品の「麺神カップ 濃香鶏白湯」230円(税別)。袋麺と同時展開されている「麺神(めがみ)」シリーズの商品で、2022年1月現在では袋麺が3種類、カップ麺が4種類ラインナップされています。

「麺神」シリーズはテレビCMをたくさん打つほどのメーカー肝いりで、「麺密もっちり製法」による極太のノンフライ麺と、旨みが濃く香り高い「濃香スープ」を特徴としています。

基本的にカップ麺は、タテ型カップよりどんぶり型カップの商品の方が本格的なものが多いのですが、「麺神」シリーズはタテ型カップながら本格志向の商品となっています。

とろみのついた濃厚な鶏白湯スープ。単にとろみがあるだけではなく味もしっかり濃厚で、鶏の太い旨みとともに、甘みも強めにつけられています。鶏白湯スープながらどろどろのポタージュのよう。

さらに、別添の「濃香の一滴」に入った鶏油やスープ表面に浮く背脂加工品によって、鶏豚ハイブリッドでこってり感も加えられており、口のまわりがちょっとベタつくくらいの濃厚さが感じられました。メーカーの気合いが伝わる濃厚さです。

麺は極太で縮れのついたノンフライ麺で、このシリーズ独自の「麺密もっちり製法」によって、麺密度の高いがっしりした食感の麺となっています。この噛み応えはカップ麺は唯一無二と言っていいと思います。

麺の縮れによってとろみのついたスープをよく拾い、麺とスープに一体感があります。加えて、麺に練り込まれた塩麹によってほんのり塩味で、主張の強い太麺でもスープになじみやすくなっているように感じました。

具として蒸し鶏とねぎが入っていますが、特に蒸し鶏はカットが大きい上に量も多く、麺やスープだけではなく具も大きな武器になっていました。蒸し鶏は他社のカップ麺でも使われることがありますが、このボリュームは過去最高ではないでしょうか。

名店再現系に負けない完成度の高さ!

名店再現系ではない、本格派ノンフライカップ麺を3品レビューしました。いずれもスープや麺のおいしさに加えてエクスカリバーかラグナロクレベルの大きな武器を持っており、名店再現系に負けない完成度の高さと、メーカーの本気を感じさせるものがありました。漆黒マー油、シャキシャキもやし、そして麺密度の高い太麺、いずれも大注目です。

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