WBC日韓戦で復讐を...韓国投手が侍ジャパンに対抗心を燃やす切実な理由

WBC日韓戦で復讐を...韓国投手が侍ジャパンに対抗心を燃やす切実な理由

  • スポーツソウル日本版
  • 更新日:2023/01/25

「今度こそは必ず良い思い出を作りたい」

【写真】侍ジャパン戦士を生観戦した韓国の長身美女

これまで何度も対戦してきた。しかしのその度に高い壁に阻まれてきた。例え壁を越えられても、自らミスを犯して最後は屈してしまった。だからこそ、今まで以上に復讐を狙う思いは強い。

韓国プロ野球を代表するクローザーに成長したコ・ウソク(24、LGツインズ)が、人一倍の覚悟でWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の“韓日戦”に向けた準備を進めている。

痛恨ミスまで…侍ジャパン相手に苦しんだコ・ウソク

まだ勝利を経験したことがない。

高校時代に出場した2016年の第11回BFA U-18アジア選手権では、前日の試合で投球数が多かったため肝心の“韓日戦”に登板できず。試合自体も1-3で敗れた。

その後、プロデビュー以降に日本と対戦した2019年WBSCプレミア12、2021年東京五輪ではいずれも役目を果たせなかった。

プレミア12スーパーラウンドの“韓日戦”では4番手で登板するも、3四球1死球の1失点と崩れわずか1イニングで降板し、試合も8-10で敗戦。東京五輪準決勝の“韓日戦”でも同じく4番手で登場したが、痛恨の一塁ベースカバーミスと走者一掃の逆転適時二塁打で1イニングももたずにマウンドを降りた。結局、日本に2-5で敗れた韓国は最終的にメダル獲得も逃した。

当時の悔しさを忘れるはずがない。「上手くできたかどうかは別として、ひとまず今回のWBCばかりは後悔を残したくない。それだけ責任感も生まれている」とコ・ウソクは言う。

今のところ準備は順調だ。1月初めに結婚式を挙げるなど、いつにも増して忙しいオフシーズンを送ったコ・ウソクだが、それでも野球は一瞬も手放さなかった。

「どうしても練習できない日が生まれたときは休息日に練習した。普段よりも早くオフ期間の練習に突入したが、かといって急ピッチで体を作ったわけではない。代表招集に先立ってブルペンピッチングに入る」

過ぎたことは冷静に振り返るしかない。過去の“韓日戦”で経験した苦い思いについて、コ・ウソクは「それほど自分に足りないところが多かった」とし、「当時は自信よりも自惚れが強かった。対策も、計画もなくただ相手に立ち向かった。野球が簡単ではないということを日本を相手にして感じた」と打ち明ける。

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コ・ウソク

それでも、失敗を足がかりに大きく成長した。

コ・ウソクは昨季KBOリーグで、プロ入団後最も低い四球比率(9イニング当たり3.12個)と最も高い三振比率(9イニング当たり11.87個)を記録。被安打率(0.173)と防御率(1.48)もキャリアで最も低かった。制球難に苦しんだ過去の“日韓戦”とはまったく違う姿だ。

フォーシームの球速向上はもちろん、150kmを超えるスライダーを駆使し、KBO史上最年少でシーズン40セーブを達成した。

名実ともに国内最高の抑えに浮上したコ・ウソクだが、WBCでは役割を固守するつもりはない。

韓国代表投手陣は今回のWBCで「変則」をテーマに掲げている。先発、中継ぎ、抑えと役割を固定せず、相手に合わせて柔軟な継投策を用いるマウンド運用を計画している。

コ・ウソク自身、「“イ・ガンチョル監督が若い投手たちが前で防ぎ、ベテラン投手が後ろで防ぐ構想をしている”と言う記事を見た。自分が必ずしも抑えではないかもしれないという考えで準備している。自分も変則の一部かもしれない」と言及した。

コ・ウソクは最後に、「“韓日戦”に関心が集中することはよくわかっている。これからは本当に、“韓日戦”で必ず良い思い出を作りたい」とし、「かといって執着しすぎても行けないと思う。心のなかでは復讐を誓うが、頭は冷静であるべきことが答えではないかと思う」と答えを固めた。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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