世界で戦う一流選手の思考法とは? 日本代表DF長友佑都が持論「夢は一生叶えられない」

世界で戦う一流選手の思考法とは? 日本代表DF長友佑都が持論「夢は一生叶えられない」

  • Football ZONE web
  • 更新日:2018/01/13
No image

経験に裏打ちされた確かな理由――「最近思う」と母校の後輩たちに伝えた“長友流”

インテルの日本代表DF長友佑都は11日、母校の明治大学で行われたトークイベントに参加し、“夢を実現するために大事なこと”について語り、「夢は一生叶えられない」との持論を展開した。その背景には、サッカーキャリアの階段を徐々に駆け上がってきた長友流の思考法がある。世界で戦う男が口にした意外な言葉には、経験に裏打ちされた確かな理由があった。

長友のサッカー人生は決して平坦な道のりではない。愛媛県出身で、かつて愛媛FCジュニアユースのセレクションを受けるも不合格となり、地元の中学校へ進学。明治大時代には椎間板ヘルニアなどでプレーできず、スタンドで和太鼓を叩いてチームメイトにエールを送る裏方に徹した日々もあった。だが、在学中の2008年にFC東京と正式契約を結ぶと、同年5月に岡田武史監督率いる日本代表に初招集されデビュー。また同年の北京五輪にも出場するなど、目まぐるしい1年を過ごした。

2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)で全試合に出場し、存在感を放った長友は、同年夏にイタリア1部チェゼーナに移籍。そしてわずか半年後にイタリアの名門インテル加入と、一気にステップアップを果たした。今やインテル在籍8年目の最古参となっている。

「夢を叶える信念は誰にも負けていない。それは自信を持って言える。その思いがあるからこそ、日々のトレーニングも継続できると思う」と自負したが、その一方で「最近思うんです。夢は一生叶えられないんじゃないかな」と口にし、次のように続けた。

「今の自分では達成できないからこその夢」

「なぜかと言うと、例えば小学校の時の卒業文集でサッカー選手になって、イタリアでプレーしたいと書いたけど、実際にFC東京からオファーを受けてプロになれるのかなって思った時、自分の中でそれは夢ではなく、目標に変わった」

ある願いを人は「夢」と呼ぶ。各々の夢に向かって人生を駆け抜けるが、長友は夢とは一生叶わないものだと主張する。それは願いが具体性を伴い始めた時、“夢”はいつしか“目標”へと形を変えているからだ。

「今の自分では達成できないからこその夢であって、自分の中でつかめる状況になった時、もうそれは夢ではなくなっている」

近づけば形を変えてしまう“夢”が叶うことはない。だが“目標”となったそれは、実現可能だ。だからこそ長友は言う。「夢は一生叶えられない」と――。

もっとも「僕は死ぬまで夢を追いかけ続けるんだろうなと思う」と、夢を持つ重要性を学生たちに説いている。

「常に弱い自分との戦い。夢は外にあるものじゃなくて、自分の中にある。自分に勝ち続けないと達成できない」

日本サッカー界を牽引する男の“一流の思考法”は、母校の後輩たちにとって金言となったに違いない。

【了】

大木 勇●文 text by Isamu Oki(Football ZONE web編集部)

フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

海外サッカーカテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
イブラヒモビッチが衝撃的な新タトゥーを披露してファン熱狂!「獅子の魂を宿している」
張本氏は問題発言連発!?関口宏がズバリ指摘
本田圭佑、ピッチ乱入の少女に“神対応” 現地メディア絶賛「なんて素晴らしい振る舞いだ!」
中島翔哉の違約金は2000万ユーロ!? 地元紙が強豪シャフタールのオファーを蹴ったと報じる
関根貴大が元SKE金子栞と結婚
  • このエントリーをはてなブックマークに追加