『ヒロアカ』山下大輝&岡本信彦 第122話“爆豪ライジング”を語る「心に強烈な何かを刻むエピソードになる」

『ヒロアカ』山下大輝&岡本信彦 第122話“爆豪ライジング”を語る「心に強烈な何かを刻むエピソードになる」

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  • 更新日:2022/11/25
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死柄木弔が率いる敵<ヴィラン>勢力“超常解放戦線”とヒーローたちの全面対決が繰り広げられているテレビアニメ僕のヒーローアカデミア』(読売テレビ・日本テレビ系/毎週土曜17時30分)。緑谷出久(デク)と爆豪勝己、いじめっ子といじめられっ子だった二人の関係は、数々の戦いや成長を経て、今や大きく変わっていた。そんな変化について、デク役の山下大輝、爆豪役の岡本信彦は、口をそろえて「お互いに影響しあってきたからこそ」と語る。今回は二人に、デクと爆豪がお互いに抱いているであろう気持ち、そして今後の爆豪について語ってもらった。(取材・文=M.TOKU/写真=小川遼)

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■デクと爆豪、“影響しあって”変化した関係

――最初は幼なじみの関係だったデクと爆豪。そこから紆余(うよ)曲折あった二人の関係は大きく変化している気がします。

山下:デクにとって、以前のかっちゃん(爆豪)は憧れはあれど、どこかぎくしゃくした関係だったと思います。

ただ、「デクvsかっちゃん2」(テレビアニメ第61話)でお互いの気持ちをぶつけ合ってからは、考えていることを少しは察することができるようになった気がします。「ワン・フォー・オール」の秘密をかっちゃんと共有したというのも、関係性に大きく影響したし、心強いと感じているんじゃないかなというのは今回の戦いでも感じます。

岡本:最初はいじめっ子といじめられっ子という“よくない関係”だった二人が、「ヒーローになる」という同じ目標に向かって切磋琢磨(せっさたくま)し、秘密を共有することでお互いの気持ちを理解して、共闘できるくらいの仲になりました。

以前、かっちゃんが敵<ヴィラン>連合に捕まったとき、助けようとするデクに「来んな、デク」と返した芝居について、当時「もっと(デクに対して)嫌悪感を出してほしい」というディレクションがありましたが、今はそれとはちょっと異なる感情を抱いていると思います。彼らの関係には、どんなに性格が違う人でも、目標や進む方向が同じであればお互いを理解し合えるというメッセージが込められているような気がします。

――最近の爆豪は、デクを心配する姿も見られますよね。

岡本:今回の戦いにおけるデクは、将棋で言えば王将、チェスならキングのような存在。取られたらゲームオーバーなんです。とはいえ、デクの力が必要不可欠なのが現実。取られてはいけないけれど、戦いに加わってもらわないといけないというハードモードをヒーロー側はやってのけないといけないので、「勝利にはデクが必要」だと考えているからこその心配をしている気がします。

■山下&岡本が語る“デクと爆豪”の現在

――では、お互いが演じるキャラクターが成長したと感じる部分は?

山下:かっちゃんは「個で勝つ」ではなく「チームで勝つ」という考え方ができるようになったと思います。A組対B組の対抗戦でも、自分が全てをかっさらって勝利するのではなく、全員・全部を利用しての勝利を目指しました。クラスメイトを信頼して任せるようになったんだと思います。そんな言い方をすると、かっちゃんはきっと怒るだろうな(笑)。こういう変化や成長は、デクの影響もある気がします。

岡本:お互いに影響し合っているよね。

山下:ですよね! デクは前からかっちゃんの背中を見て、戦い方を分析していました。だからなのか、とっさに出る動き方や言動が、かっちゃんぽいときがあるんですよね。

岡本:デクは、もう「デクと書いて成長」と言えるくらいのキャラクターです。「ワン・フォー・オール」を継承してから、肉体的にも、“個性”の面でも強くなって、どんどんパワーアップしています。そんな姿を見て、かっちゃんは焦っている気もしますね。

山下:デクがパワーアップしていくなかで自分は置いていかれている、という気持ちは少なからずありますよね。僕がかっちゃんと同じ立場だったら正直、嫌ですね。自分で置き換えていえば、後輩だった子がとんでもなくオーディションに受かりまくる、という感覚に近いかもしれません。

岡本:自分が同じ役を受けて、後輩が選ばれ続けるとかね。

山下:全部かっさらわれているなと思うと、やっぱり焦りや怖さが出てきます。今のかっちゃんは、「じゃあどうするべきか」という悩みも抱えていると思いますね。

――以前、岡本さんが、爆豪の“個性”は「ほかと比べてそれほど強くないかもしれない」と話されていたのが印象に残っています。

岡本:劇場版2作目の、島を丸ごとふっとばすくらいの爆破ならまだしも、今の火力やコントロールだと、ほかのインフレした“個性”にはついていけない気がしますね。頭が良くて、身体能力が高い彼だからこそ、前線でも何とかやっていけている気がします。

山下:僕もそこまで強い“個性”じゃないかも、と思っています。轟(焦凍)くんの“個性”でも、爆破に近いことができそうですし。

岡本:そうなんだよね。汎用(はんよう)性は高い“個性”だとは思いますし、これから“個性”を磨いて強くなっていけるとも思いますが、彼には頭の良さや戦闘センスを生かして司令塔に近い立場として活躍していくという道もあると思います。

■岡本「爆豪っぽくないと思ってもらえたら」

――爆豪にとってのターニングポイントでもある、第122話「爆豪勝己:ライジング」(11月26日放送)の見どころを教えてください。

山下:これまでの展開ですでにデクはヒートアップしていますが、もう一段、二段、三段とギアをあげます。肉体や細胞を犠牲にしてでも力を出すという覚悟を持って、死柄木に立ち向かうんです。

ある種、常軌を逸しているんですよね。ちょっと狂気じみた芝居をしたので、それが伝わればいいな。打って変わって、かっちゃんは「静」の芝居です。そのギャップも相まって、このエピソードは見ていてちょっと疲れるかも知れません。

岡本:(今回の話は)「かっちゃんって、こんなに繊細なやつだったんだ」と思うくらいの展開で、自分を鼓舞し続け、勝利への執念で固めていた心の内側が出るみたいな感じ。

演じるときは、今までの爆豪らしくない部分と、それでも爆豪であるという部分のバランスを意識しました。このエピソードは、爆豪にとってホップ、ステップ、ジャンプの「ステップ」。彼の成長や、この先に待ち構えていることを考えると、こういう繊細な面を出す必要があるんです。

山下:今までもタイトルに「ライジング」と付くエピソードがありましたが、それは恰好よさが際立つものが多かったんです。ただ、今回の「ライジング」はそうじゃない。「これ、ライジングしているの?」って思う方もいると思います。僕もストーリーを知ったときは驚きましたし、アフレコ中、息が浅くなりましたね。恐らく、皆さんの心に強烈な何かを刻むエピソードになると思います。

岡本:このエピソードを見終えた方が「爆豪っぽくなかった」と感じてくれたら、僕はむしろうれしいです。

――話を聞いていて、演じる上でも難しいエピソードだったのではと感じました。

岡本:デクの常時100%のあの芝居は、ほかの役者だったらできなかったかもしれません。デクを演じられる声質・忍耐・気持ちを兼ね備えた役者は、大輝君しかいないんだろうなと。

山下:かっちゃんって、いつもフルスロットルみたいな感じなので、がなることも多いんです。そのがなり方も一辺倒じゃない。それだけでも難しいのに、今回は強いだけじゃないかっちゃんの姿を見せないといけないんです。とはいえ、かっちゃんの雰囲気を保つ必要もある。信彦さんは、すごく大変だったと思います。

岡本:超苦しかったよ(笑)!

――お互いに「大変そうだな…!」と思いながら演じていたんですね。

岡本:『ヒロアカ』の現場は、みんな大変だと思います。例えば、キャラクターの体が絵的にはボロボロだとしても、場面によってはそれを声でも表現してはダメ。ダメージは蓄積しているけども、負けているという雰囲気を出してはいけない場合もあるんです。

山下:絵で汗が描かれていたら「疲れているのかな」と感じますが、芝居ではその汗を意識しなくてもいいと『ヒロアカ』のアフレコでは言わることがあります。疲労はあるけども、負けてはいないから。

岡本:むしろ、その疲れを乗り越えている感がないといけないんです。

山下:これは、『ヒロアカ』ならではだなと思います。

【「『僕のヒーローアカデミア』第122話」概要】
放送日時:11月26日(土)17時30分
放送局:読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネット ※一部地域を除く

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