「着るビーズクッション」まさかの商品化 「売れるわけない」社内で反対続出も...意外人気にメーカー驚き

「着るビーズクッション」まさかの商品化 「売れるわけない」社内で反対続出も...意外人気にメーカー驚き

  • J-CASTニュース
  • 更新日:2023/01/26

ビーズクッションを着用できる商品「着るビーズクッション」が注目を集めている。丸くもっちりとしたクッションを着たまま、座ったり転がったりすることができるという。ツイッターでは着用時のビジュアルなどから話題となり、「なんで着ようと思ったの?!」などと驚く声が寄せられている。

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J-CASTニュースの取材に対し、開発した有限会社タキコウ縫製(愛知県岡崎市)の広報担当者は、「いつでもどこでもダメになれるクッション」をコンセプトに開発したと明かす。

「今年の頭から販売し、まったく売れていませんでした」

ビーズクッションは、中材のビーズの流動性で座る人に合わせた形になる。一度腰を下ろすと動きたくなくなるとして、SNSを中心に「人をだめにするクッション」「人をだめにするソファ」などと人気を博しており、さまざまなメーカーから販売されている。

[着るビーズクッション」は2023年1月上旬、タキコウ縫製が自社のビーズクッションブランド「ハナロロ」から発売した。ツイッターで24日、アニメグッズや雑貨などを紹介するアカウントが取り上げたことをきっかけに大きな注目が集まった。紹介するツイートは2万9000件のリツイート、7万300件を超える「いいね」が寄せられている。

「もう、家出る気ゼロやん...」「ビーズクッションを着るという発想はございませんでした...」「これは私の部屋着にぴったりだ。買おうかな」

着るビーズクッションは、ワンピースのように被って着用できる。色味はモスグリーン、ナチュラルベージュ、モカ、チャコールグレーの4種類。

顔と手足を出して立ち上がると、底にビーズがたまりナスのような形になる。座ったり寝っ転がったりすると、姿勢に合わせて形を変える。座ったときにお腹の上に残ったビーズは、携帯や本を持つ腕を支えることもできる。脱いだままクッションとしても使用可能だそうだ。

タキコウ縫製の広報担当者・滝川昇吾さんは25日、取材に対し「今年の頭から販売し、まったく売れていませんでした」と明かす。しかしツイッターで紹介された影響か、いきなり注文が入り在庫切れに。投稿が話題になった翌日の25日11時に在庫を補充した結果、累計30個売れたとのことだ。

イベントでスタッフが着用していたものだった

滝川さんは、着るビーズクッションを商品化した経緯について次のように説明する。

「10年前のイベントの際に、スタッフが着て、イベントを盛り上げるために作成しました。最近のイベントで、お客様に着るクッションの体験をしていただいた際に、『家に欲しい!ぜひ商品化して欲しい』という声が多く、商品化に踏みこみました」

サイズはS・M・Lの3種類が展開されており、SとMは子供が着用できる。大人用Lサイズのメーカー小売り希望価格は税込み1万7800円に設定されている。

子供用サイズは、イベントの来場者に体験してもらう際に、家族みんなで着てほしいと考え制作したという。滝川さんは「こどもに着てもらうと、とにかく可愛い」と感じたそうで、親にも喜んでもらえると考え、商品の際には子供用サイズの展開も「絶対するべきだ」と決意した。

Lサイズの重さは4キロほど。大人にもずっしりとくる重さだが、座ったり歩いたりするのには問題ないそうで、滝川さんは「ビーズに包まれる安心感があります!」と熱弁する。

「面白い商品だという自覚はありましたが...」

一方で、商品化については不安もあったという。

「販売するとなったときは、自分も含め、『売れるわけない』という声ばかりでした。でもお客様の声を信じて、社長が販売に踏み切りました。30個も売れていることに社員一同びっくりしています。笑」

開発者でもある同社の社長・滝川進さんが販売に踏み切り、SNSで話題になった。こうした反響について、広報の滝川さんは次のように受け止めた。

「弊社のクッションに興味を持っていただいて、非常に嬉しく思っています!面白い商品だという自覚はありましたが、みんながここまで喜んでくれるとは思っていなかったです。今後もみんなに喜んでもらえる商品を開発していく意欲が強まりました!」

(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)

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