
テレビ静岡
静岡県熱海市の土石流災害をめぐり、静岡県と熱海市は19日、不安定な盛り土の撤去状況や撤去せず取り残される盛り土の安全性について住民に説明しました。
県は土石流災害の起点に残る不安定な盛り土について、行政代執行による撤去作業を進めています。
19日の説明会には、被災者や住民など午前と午後合わせておよそ50人が出席しました。
県の担当者は撤去されず取り残される盛り土について、崩壊する可能性はきわめて低いと説明しましたが、住民からは全ての盛り土を撤去してほしいという意見が聞かれました。
参加した住民「今後私の子供、孫が引き継いでいくかもしれない。その土地の上にそういうものがあるって言うのはやっぱり不安は大きい」
参加した別の住民「もちろん私たちは(すべての盛り土を)取ってもらいたいです。それじゃないと安心して帰れません」
県と市は崩れるおそれがある場所などについて、引き続きパトロールをおこなっていく方針です。