韓国ドラマで知る「恨(ハン)」の深い意味。日本の「根に持つ」とどう違う?

韓国ドラマで知る「恨(ハン)」の深い意味。日本の「根に持つ」とどう違う?

  • @BAILA
  • 更新日:2022/09/24

解説

古田富建さん

帝塚山学院大学教授。NHKラジオ「ステップアップハングル講座」担当。著作に『くらべて覚える韓国語』(かんき出版)。研究著書『恨の誕生』(駿河台出版社)を今秋上梓予定。

「韓国の“恨(ハン)”は運命や人生など大きな目線での悲哀。日常の出来事や人間関係がもとになる日本の“根に持つ”よりも規模が大きいものです。といっても、今の韓国の30代には恨の文化はあまり身近ではありません。若者の日常に根づいた恨文化は1990年代がピーク。現在では“ひと昔前の文化で、エンタメとして楽しむもの”という感覚が強そうです。たとえば、ドラマ『トッケビ』がまさに“恨”のエンタメ。“運命に翻弄される悲哀=恨”を浄化するというストーリーは、韓国の30代にも人気です。人生や運命など、“長い目で見た悲哀”を描くので、死者や不死の人物が出てくることも多いですね」

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「明日」

「今年配信開始のドラマ。半分人間で半分霊となってしまった主人公が、死神が働くあの世の企業で、自殺願望がある人間を癒していく。“共感”で“恨”を解いていくような物語です」

Netflixシリーズ「明日」独占配信中

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© STUDIO DRAGON CORPORATION

「ホテルデルーナ」

「幽霊だけが泊まれるホテルで、“恨”を持つ死者のお客さんをとにかくヒーリングしてあげる、というお話。過去の呪い・約束によりホテルで働いている社長や支配人の人生も“恨”です」

U-NEXTで配信中

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「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」

「悲しい過去を背負い、“不滅の命”に翻弄される主人公・シンの人生は、まさに“恨”そのものだといえます。まずこの作品を見れば、“恨とはこういう感覚なんだな”とつかめるはず」

U-NEXTで配信中

取材・原文/東 美希 ※BAILA2022年10月号掲載

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