不眠に悩んでいるあなたへ心地よく眠るための寝室環境とは?

不眠に悩んでいるあなたへ心地よく眠るための寝室環境とは?

  • CREA WEB
  • 更新日:2021/02/21
No image

こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。

美を大きく左右する眠り。私たちはよく、「睡眠が足りてない」とか、「眠りが浅い」とか、すぐに口にしますよね。でも、実際の眠りの状況って、なかなかわからないものです。

そんな中、眠りを計測してくれるサービスを西川で体験したところ、とても発見が多かったので、前回コラムに書きました。今回は、更に寝室環境をチェックしてもらいました。

●睡眠環境がチェックできる

利用したのは、西川が行っている「ねむりの相談所」のサービス。HPから申し込むと、眠りのプロ「スリープマスター」が様々な悩みに答えてくれます。

前回は、私の睡眠中の様子と日中の動きを計測。その結果からアドバイスをもらいました。

今回は、私の寝室環境を5日間計測していただいての相談です。

ねむりの相談所

https://www.nemuri-soudan.jp/
眠りの様子を計測・可視化し、カウンセリングしてもらえる「ねむりの相談所」は、全国に約40店舗。

使ったのは、「寝室チェックシステム」という機器(要予約・貸し出し料1,100円税込)。

No image
No image

「寝室チェックシステム」の機器。1週間、枕元などに置きっぱなしにして計測します。

これを枕元など寝る場所近くに置いておき、温度・湿度・明るさ・音を計測。1週間程度分を計測したら、相談所を再訪してデータを分析してもらいます。

私は日程の関係で5日分を計測しました。その結果がこちらです。

No image

5日分の総括です。このほかに、日ごとのデータを見せてもらえます。なお、実際に計測したのは17日~21日の5日間です。

「眠りには適した環境があり、温度・湿度・明るさ・音などが関係しています。理想の睡眠環境は、今の季節だと温度が22度、湿度は55%、明るさは0.3㏓未満、音は30db以下です。この明るさは、電気を消した時に手元がぼんやり見える程度、音は図書館くらいの静けさです。温度以外は通年、この数字が目安ですが、夏は25度くらいが目安になります」(西川広報・スリープマスター森 優奈さん、以下・同)

目安は、西川が1984年に設立した日本睡眠科学研究所での研究結果などをもとに導き出したものだそう。

なお、温度湿度ともに、エアコンのリモコンなどに表示されている温度や湿度に惑わされずに、専用の温湿度計などで部屋の環境を見るのがオススメとのこと。

No image

前回に続き、西川広報でスリープマスターの森 優奈さん(右)にカウンセリングしてもらいました。

では、私の寝室環境は、どんな評価になるのでしょうか?

5日分の総括を見てみると、「見直しが必要です」となっています。これは、3段階評価の真ん中。どこがどう問題なのでしょう。

「にらさわさんの場合、音や明るさは問題ないのですが、温度と湿度が気になります。特に温度は全体的に低く、朝方さらに下がっている傾向があります」

●寝室のエアコンを消して寝ている

ある1日のデータで見てみましょう。

No image

計測初日のデータです。真ん中あたりにある「測定結果」の温度は、左が最高温度でスラッシュの右が最低温度。下の時間変遷の色は、右の不快(青)が「温度が低い」、左の不快(赤)が「温度が高い」です。計測結果では、明け方の4時過ぎから不快になっています。

確かに、温度が低いですね……。

計測初日の17日と19日の「測定結果」を取り出すと、こんな感じです。

No image

温度欄の左が最高、スラッシュの右が最低温度です。明け方に低くなっているようです。

17日と、ここに出してない18日の最低温度は14度。19日は15度。20日に至っては、最低が13度なだけでなく、最高でも15度でほぼ「不快」評価でした。

No image

先ほどの17日のデータから、時間軸を取り出してみました。4時過ぎから不快を示す青色になっています。この辺から14度だったのかも。

どうしてこうなるかというと、寝室のエアコンを消して寝ているからでしょう。

私は、寝る少し前に寝室のエアコンをつけて部屋を暖めるようにしているのですが、実際は別の場所で寝落ちしてから移動するので、つけ忘れることが多く、部屋が暖まっていないのです。

ちなみに、睡眠中は消しているのですが、フォローのために布団の枚数を増やして布団の中を温かくしています。が、こんなにも低い温度の時間があったとは驚きでした。

「私共でも、昔は冷房や暖房を消して眠ることをお勧めしていました。今は両方ともつけて眠っていただくよう、お勧めしています。

エアコンをつけていなくても、お部屋を適温に保つことができれば問題ないのですが、今回のにらさわさんのデータでは、朝方にかなり室温が下がってしまっています。何度以上の変化があると起きてしまうというデータはありませんが、寒いと起きてしまったり、布団をかけ直したりする必要が生じてしまいかねません」

なるほど。

「また、人は夜になると、眠りにつくために体温を下げて、朝に向かうにつれて今度は体温を上昇させます。この体温調節によって覚醒と睡眠のリズムを作り出しているので、気温の低い冬の朝は体温をうまく上げることができずに、スッキリと目覚めにくくなります。ですので、起床する頃に合わせて暖房でお部屋を暖めておくと、スムーズな起床につながりますよ」

そうか、朝の目覚めがスッキリしないのは、体温を上げづらくしている室温とも関係していたのかもしれなかったですね。体感的に納得しました。

●かけ布団は何枚が正解?

とはいえ、実際に大事なのは、寝具と人の間にできる「寝床内環境」というものだそう。

この言葉、私は初めて聞きましたが、布団界には、こういう用語があるようです。

理想の寝床内温度は、「33度±1度」だというのですが、「寝床内温度は計測が難しいので、枕元などで測れる温度を目安にして、室温に応じて寝具のご提案をしています」とのこと。

そこで、にわかに持ち上がったのが私の布団事情です。

私はかけ布団の数が多く、冬場は「毛布+電気毛布+羽毛布団+布団」の4枚。

理由としては、肌触りのいい毛布を使いたいのと、寒いので電気毛布を使いたいのと、「羽毛の上に何かかけたほうが保温効果が高まる」と聞いたことがあったのと、「かけた感」を持てる位の重さを感じていたいから。

すると、「多いですね」と森さん。

冬といえども、毛布+羽毛布団の2枚で十分だとか。

No image

室温ごとの「オススメの布団の組み合わせ」を教えていただきました。(資料提供・西川)

「にらさわさんは、前回の計測で睡眠時に動きが安定しないとわかりました。そこで、安眠を邪魔している要因があるかもしれないと申しましたが、もしかしたら、布団を減らすことで解決するかもしれませんよ」

言われてみれば、私は布団の数が多いせいで、布団をベットから落としてしまったり、ずれて寒さを感じたりして、途中で目覚めていたのでした。つまり、快眠の邪魔をしていたのは、布団の数だったのかもしれません(大本は、室温かもしれませんが)。

「眠りについてお悩みの皆さんも、生活習慣だけでなく、睡眠環境や布団を見直してみると、解決する可能性があります。私共ではホームページにも様々な情報を載せていますので、気になる項目をぜひチェックしてみてください」

改めて見ると、改善の余地がたくさんありそうな睡眠環境。

美容のためにも、ストレスに負けない体づくりをしていくためにも、布団、室温共に、折々にチェックしていこうと思いました。森さん、ありがとうございました。

No image

2020年秋に移転オープンしたコレド日本橋内の日本橋 西川。館内には、「ねむりの相談所」のほか、ベッドに寝た時の圧を試したり、枕を相談するコーナーも。資料提供:西川

No image

にらさわあきこ

文筆家、美容研究家。NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年から美容活動を強化。簡単&ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタ、雑誌ウェブなどで発信中。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)。『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。
インスタ:@akiko_nirasawa_beauty、ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!』

文・写真=にらさわあきこ
資料提供:西川

にらさわあきこ

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加