【MLB】エ軍オーナーが明かす大谷翔平との“交渉方針” 残留したいのか「本人が答えを」

【MLB】エ軍オーナーが明かす大谷翔平との“交渉方針” 残留したいのか「本人が答えを」

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  • 更新日:2023/03/20
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エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

2019年、トラウトと12年契約を結ぶ前に「多くの時間を費やした」

大谷翔平投手が所属するエンゼルスのアート・モレノオーナーが、地元レポーター3人の取材に応じた。米メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者によれば、3年ぶりに設定されたインタビューだという。大谷の契約延長についてや、財政状況について明かした。

地元紙オレンジカウンティ・レジスターのエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者が「オオタニの契約に関する話し合いは今のところ行われていない」との見出しで報じたところによると、モレノ氏は「トラウトが大型契約を結ぶ前にしたように『ここにいたいのか本人が答えを見つける必要がある』と言及した」という。

2019年にマイク・トラウトが4億2600万ドル(約561億6600万円)の12年契約を結ぶ前、モレノ氏は「(トラウトが)本当にエンゼルス残留を望んでいるか見極めるために、トラウトと多くの時間を費やした」。しかし大谷とはまだその段階にきておらず「(トラウト同様)オオタニも、ここにいたいと思わなければならない。私たちが(大谷の)代理人とオオタニ本人と話し合いを始めるとき、ここにいたいのか本人が答えを見つける必要がある」と語った。

まだ契約延長に関する話はできていないが、必要であればぜいたく税の課税ラインを超える準備はできている。「私たちは本当に良い立場にあると思う。マイク(トラウト)とアンソニー・レンドンの(今後)4年間を除いて長期契約はないので、私たちは財政面では柔軟性を持てる立場にある」と自信を見せた。

球団売却中止に「声を上げる少数派は常に存在するものだ」

一方で、ぜいたく税の超過課税について「私たちは1億ドル(約131億8500万円)を失う立場にはない。年間5000万ドル(約65億9200万円)、または1億ドルを失い続けてこのビジネスを維持することはできない」と、選手らへの年間支払いに関して球界で最も多くの資金を投じるチームたちと競る立場にはないことも口にした。

昨年8月に球団売却などを検討する手続きを開始したと発表も、今年1月に調査を終了して2023年以降も所有権を継続することを発表した。ファンからは失望や猛反発があったが「決して満足することなく声をあげる少数派は常に存在するものだ」と受け止めた。

さらに、チームを高値で購入したばかりの新オーナーはチケットを引き上げる可能性があることを示唆し、「我々は常に手頃な価格で維持しようとしてきた。私が(オーナーに)就任した日から、チケットも飲み物、食べ物、グッズも手頃な価格だ。他の球場に行ったあとに、私たちの価格と比較してほしい。メディアはこれをあまり話題にしたくないようだが、私たちは本当に、手頃な価格でファンたちに(野球)体験を提供している」と強調した。(Full-Count編集部)

Full-Count編集部

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