
福岡県田川市で1歳の息子をエアガンで撃ってケガをさせたうえ、診察を受けさせず死亡させたとして、保護責任者遺棄致死などの罪に問われている父親の裁判です。検察は25日、「保護が必要な状態だったことは明らか」として父親に懲役16年を求刑しました。
福岡県田川市で1歳の息子をエアガンで撃ってケガをさせたうえ、診察を受けさせず死亡させたとして、保護責任者遺棄致死などの罪に問われている父親の裁判です。検察は25日、「保護が必要な状態だったことは明らか」として父親に懲役16年を求刑しました。
傷害と保護責任者遺棄致死の罪で起訴されているのは、福岡県田川市の無職・常慶雅則被告(27)です。
常慶被告は2018年、三男の唯雅ちゃん(当時1)を何度もエアガンで撃ってケガをさせたうえ、医師による治療を受けさせず、重度の低栄養状態による肺炎で死亡させた罪に問われています。
これまでの裁判で常慶被告は起訴内容を否認し、「お話ししません」と話すなど、黙秘を続けています。
検察は25日、唯雅ちゃんが平均の半分ほどの体重しかないほど痩せ、全身を骨折し、エアガンによるとみられる円形の傷が71か所あったと指摘しました。「保護が必要な状態だったことは明らかで、悪質で残虐」だとして、常慶被告に懲役16年を求刑しました。
一方、弁護側は検察側の立証が十分ではないとして、無罪を主張しました。
判決は2月9日に言い渡されます。