
「Jリーグ30周年オープニングイベント」に出席した(左から)中村憲剛氏、松木安太郎氏、野々村チェアマン
Jリーグの野々村芳和チェアマン(50)が、海外移籍が続出する現状に見解を示した。
Jリーグは25日に都内で「30周年オープニングイベント」を開催し、プロジェクトの概要やコンセプトワード「よっしゃ いこ!」などを発表。野々村チェアマンのほか、松木安太郎氏、中村憲剛氏、槙野智章氏、内田篤人氏、さらに女優の観月ありさも出席した。
イベントではJリーグが抱える様々な課題を議論。報道陣から選手の海外移籍が加速する現状は「Jリーグにとってよくないのでは」との質問も飛んだ。
これに野々村チェアマンは「今チャレンジする選手が増えているが、これは当たり前かなと。ただ海外でプレーすれば、すべてハッピーにならないこともきっと出てくる。選手も育てる側も代理人も、サッカー界に関わる人が今はこういう流れになっているけど、やっぱりJリーグだよねと変わってくるところもあると思う。この状況がずっと続くとも思っていない」と指摘。そして「続かないように、僕らが(Jリーグが)より魅力的に努力していけば、いいところで〝バランス〟すると思っている」とJリーグの価値や競争力を高めて欧州のリーグなどに匹敵する環境を目指すと誓った。
野々村チェアマンの言葉どおりJリーグはさらなる飛躍を遂げられるか。
東スポWEB