
木で作られた人形に藍染めや友禅染などの布地を押し込んで作る木目込み人形の作品展が26日から吉野川市鴨島町で始まった。県内で木目込み人形づくりを指導している小林鳳美さんとその生徒が制作した約300点の作品が展示されている。28日まで。
木で作られた人形に藍染めや友禅染などの布地を押し込んで作る木目込み人形の作品展が26日から徳島県吉野川市鴨島町で始まりました。
木目込み人形は木で作られた人形に藍染めや友禅染などの布地を押し込んで、衣装を着ているように仕立てた日本の伝統工芸品です。
会場には、県内5つの教室で木目込み人形づくりを指導している小林鳳美さんとその生徒51人が制作した約300点の作品が展示されています。
藍染めの着物をまとう女性が手を合わせて天を仰ぐ作品は小林さんの代表作「祈り」。
東日本大震災の直後、被災地の復興を願って制作した高さ約40センチの大作で、県展の入選作です。
このほか、ひな人形や武者人形、寿司や団子が詰められた遊山箱など個性的な作品も並んでいます。
この木目込み人形展は28日まで、吉野川市鴨島町の吉野川市文化研修センターで開かれています。