
仙台放送
5月、宮城県が公表した新たな津波浸水想定に関して、かさ上げした市街地の多くが浸水区域に指定された名取市閖上地区で、住民を対象とした説明会が開かれました。
説明会には閖上地区の住民およそ100人が参加しました。説明会では県が新たな津波浸水想定でかさ上げした市街地や震災で浸水しなかった多くの地域も浸水域に含まれるなど概要を説明。その上で名取市が避難計画の見直しに取り掛かるとした上で「正しく理解し防災意識向上に繋げてほしい」と住民に理解を求めました。
住民側からは浸水想定に理解を示す声が聞かれた一方、現状の避難環境の改善を望む声が多く上がりました。
住民
「集合住宅の屋上階に老人・子供が入れるようなスペースを確保してほしい」
市は7月にも下増田地区などを対象とした説明会を開く予定です。