沖縄県章「三つの丸」の意味を知っていますか? 京都のデザイナー考案 「父は沖縄に特別な愛着」

沖縄県章「三つの丸」の意味を知っていますか? 京都のデザイナー考案 「父は沖縄に特別な愛着」

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  • 更新日:2022/05/14
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沖縄県章

赤と白の三つの丸が重なったマークでおなじみの「沖縄県章」。考案したのは京都のグラフィックデザイナーの故西澤弥一郎さんだ。戦後復興した沖縄の伝統染め織りに魅了されていたという西澤さんは、県章のデザインに沖縄の平和への願いを込めたという。(社会部・東江郁香)

1914年に京都で生まれた西澤さんは京都市立芸術大学を卒業後、京都市染色試験場(現・京都市産業技術研究所繊維技術センター)に就職。デザイナーとして、富士フイルムやロート製薬のポスターなどを手がけた。

職業柄染色が身近だったこともあり、沖縄の伝統工芸品「染め織り」の美しさに魅了され、復帰前の沖縄に足しげく通った。

72年に琉球政府が県章のデザインを募り、沖縄への愛着を込めて応募。沖縄内外から集まった186点の中から、西澤さんの作品が選ばれた。

三つの丸の一番外側の円は沖縄を囲む海、中にある白い丸はOKINAWAの頭文字と人の輪、一番内側の円は沖縄の発展を表す。特に平和の「和」を強調しようと丸い形にこだわった。

西澤さんの娘、弥生さん(74)は「作品が選出されとても喜んでいた」と当時を振り返る。5月15日の新沖縄県発足式典に招待された西澤さんは仕事で都合がつかず、当時24歳だった弥生さんが代理で出席した。

「父は沖縄に特別な愛着があった」と振り返る弥生さん。復帰後も沖縄に心を寄せ、高校野球では地元の京都よりも沖縄代表を応援したという。

半世紀を経て目まぐるしく発展した沖縄。「復帰50年を迎え、父も喜んでいると思う。これからも平和な沖縄であってほしい」。沖縄に父の姿を重ね、より良い未来と発展を京都から祈っている。

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