午前のドルは147円台で底堅い、10カ月ぶり高値再び迫る

午前のドルは147円台で底堅い、10カ月ぶり高値再び迫る

  • ロイター
  • 更新日:2023/09/19

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9月19日、午前のドルは147円半ばから後半で底買い動きとなった。日米中銀会合を週後半に控えて積極的な取引は見送られているものの、高金利政策をしばらく継続する見通しのドルが買われやすい一方、マイナス金利政策の早期解除がいまいち現実味を帯びない円が売られやすい状況は変わらないという。昨年2月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 19日 ロイター] - 午前のドルは147円半ばから後半で底買い動きとなった。日米中銀会合を週後半に控えて積極的な取引は見送られているものの、高金利政策をしばらく継続する見通しのドルが買われやすい一方、マイナス金利政策の早期解除がいまいち現実味を帯びない円が売られやすい状況は変わらないという。

正午時点のドルは、前日ニューヨーク市場終盤から小幅ドル高/円安の147円後半で取引されている。

ドルは仲値に絡む実需の売買などで、一時147.78円と15日海外市場でつけた10カ月ぶり高値に再び接近した。新たな手掛かりは特段なかったが、今回の日銀会合で政策修正を予想する声はほぼないうえ「総裁が会見で今後の政策変更の可能性などにも言及しなければ、円売り安心感はかなり高まる」(国内証券アナリスト)との指摘が出ていた。

豪ドルは94円後半から95円前半へ上昇した。中銀が利上げを見送った9月理事会の議事要旨が公表され、0.25%の利上げを検討したことが明らかになった。

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