
5番のティーショット後、笑顔を見せる青木瀬令奈(左)と吉田優利
「女子ゴルフ・Tポイント×ENEOS・第2日」(18日、鹿児島高牧CC=パー72)
5位から出た青木瀬令奈(30)=リシャール・ミル=は68で回り、稲見萌寧と並んで首位と4打差の2位に浮上した。
正確なショットから得意のパットがさえた。青木は11番パー4で残り148ヤードを7番ユーティリティーで2メートルにつけて真ん中から沈めると、13番パー5も2メートルを決めてバーディー。「際どいのが入ってくれてよかった」と四つ伸ばした一日を振り返った。
オフには渋野日向子らを指導する斎藤大介氏の下でトレーニングし、筋肉痛の部位によってクラブを振る感覚がどう変わるか、データを収集。「(疲労で)動かない部分と、もうちょっと張り感が欲しい部分をどう突き詰めようか」などと体と対話しながら自身のゴルフを高めてきた。
昨季後半の低迷を自省し、開幕までを過ごしてきた求道者。「久しぶりの優勝争い。今やるべきことをやりつつ明日を迎えたい」と通算4勝目を狙う。